地盤の弱い土地について
住宅・不動産 住宅・不動産トラブル 2018/06/06 11:21東海地方海抜0メートルの地域で、市のハザードマップでは液状化危険度も極めて高く、津波浸水予測では最大浸水深1~2メートルとなっている地域です。
上記のような土地に新築で家を建てるのはどうなのでしょうか?
私としては、100%安全な場所など無いことはわかっていますが、わざわざなぜそのような場所に、しかも新築で家を建てるのかが理解できません。
一番心配なのは、小さい子どもがいるのですが、浸水した場合すぐに外に出てお迎えに行くことはできないのではないかということです。ちなみに川のすぐとなりの土地です。
主人は実家がこの地域で土地もある為、私の話を聞き入れてくれません。
地面に対策をして補強すれば大丈夫、2階にいればいい、地震保険でなんとかなる、架空の話をされても..などと言われました。
それが正しいのでしょうか?
Kamyさん ( 東京都 / 女性 / 30歳 )
私なら混構造の建物を考えます。
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kamyさんこんにちは。大阪で設計事務所をしています福味と申します。
地震の方はお金の掛け方次第、又はお金を掛けなくても間取り構成と、しっかりした構造検討を行えば、想定される地震には十分対処できますす。
しかし、津波に関しては何等法律的基準がありません。どうしようもないと云うのが感想です。
仰る通り、最も簡単な方法は津波の来そうにない土地に家を建てる事ですが、諸事情もありそういう訳にもいかないと言う方もおられるでしょう。私がもしその様な立場ならこうしたいと言う構想の様なものがあります。
東日本大震災で津波のせいで、壊れて行く家を映像で何回も見ましたが、水圧で建物が圧し潰されて行く様な様子はなく、水深が高まるにつれプカプカと浮き始め流されて行く印象を受けました。特に木造家屋は家ごと流され鉄骨造は骨組みだけ残り他のものは全て流されていました。水に浮くものは津波には無抵抗です。
そこで、津波に流されない構造で、2mの高さまで鉄筋コンクリートで箱を造り、その上に家を建てます。予算があればそのまま鉄筋コンクリート造の家にすれば良いですが、予算が無ければ津波の届かない場所は木造でも良いと思います。
地盤から2mまでのコンクリートの箱の部分はガレージとか、普段使わない物、不要だが捨てられない物の倉庫として利用します。
コンクリートでも密閉された空間があれば浮力で浮いてしまう可能性もありますから、構造強度の許す限り開放性のある躯体が良いかと思います。
敷地回りには他所から浮きながら漂って来る構造物を敷地内に入れない為、一定間隔で鉄のポールを建てて家と流れて来た物の衝突を避けます。
川の傍との事ですので、津波だけでなく河川の氾濫等の水害にも有効かと思います。