福味 健治(建築家)- Q&A回答「アドバイザーを雇われては」 - 専門家プロファイル

福味 健治
木造住宅が得意な建築家。

福味 健治

フクミ ケンジ
( 大阪府 / 建築家 )
岡田一級建築士事務所 
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省エネ対策等級4相当の家

住宅・不動産 新築工事・施工 2013/03/07 00:45

現在新築戸建てを契約し打合せ中です。
間取り、外観等はほぼ決まってきたのですが、見えない部分の断熱材のことが気になってきました。
床断熱 A種フェノールフォーム保温板1種2号
外壁・2階天井 高性能グラスウール14K 壁・天井85mm 
(屋根断熱時14K 90mm)
と仕様書にはあるのですが、上記の場合どの程度の断熱を期待できるのでしょうか?

会社としては省エネ対策等級4相当とうたっているので調べてみたのですが、その基準より劣っているのではないか心配です。
担当者に直接伺おうとは思うのですが何より知識がないのでこちらで教えていただければ幸いです。

木造軸組工法 神奈川県です。

taracoさん ( 神奈川県 / 女性 / 30歳 )

アドバイザーを雇われては

2013/03/07 07:20

高額の買い物をするのですから、事は慎重に運ぶのが賢明かと思います。
意思決定の前に、専門家にアドバイスしてもらう事で随分リスク回避出来るでしょう。

ご質問ですが、温熱等級4を実証する方法は、仕様基準(熱貫流率による方法)と性能基準(熱損失計算による方法)があります。仕様基準から見るとお調べになった通り、少々お粗末な断熱かと思います。
性能基準では、壁や天井・床から実際にどの程度の熱損失が発生するかを計算し、一定の数値以下であれば、温熱等級4をクリアしたことになります。この数値の事をQ値と言い、taracoさんの地域ではQ値=2.7以下であれば、温熱等級4をクリアしたことになります。

ですので、Q値計算書を見せてくれと云えば、事は足りますが、冬の寒さ対策だけではなく夏の暑さ対策も欠かせません。日射取得係数μ値の検討も必要となりますので、アドバイザーを雇うことをお勧めします。

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