辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「老後の資金作りについて」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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個人年金保険と確定拠出年金

マネー 年金・社会保険 2014/05/14 16:11

老後の資金作りのため、貯蓄に回しているお金の
一部を個人年金で積立しようと考えています。
現在36歳の会社員です。

その際の選択肢として、個人年金保険と確定拠出年金のどちらかに
しようと思いました。

個人年金保険であれば、JA共済の利率変動型のライフロードが
いいように感じています。保険相談所では、外貨建ての養老保険も
勧められました。(ジブラルタ生命のリタイアメントインカム)
一方で確定拠出年金もいいという意見をよく耳にします。

今からの時代、どちらが老後資金づくりとしてベストなのでしょうか。
月に1万円~1万5千円ぐらいを掛けたいと思っています。

よろしくお願いします。

たかとらさん ( 岡山県 / 男性 / 35歳 )

辻畑 憲男 専門家

辻畑 憲男
ファイナンシャルプランナー

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老後の資金作りについて

2014/05/14 18:11
( 4 .0)

こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

老後の資金についてですが、まだ先が長いのでインフレリスクを考えましょう。インフレリスクとは物価上昇による貨幣価値の下落リスクです。
そのリスクに一番対応できるのは確定拠出年金です。ご自身で経済情勢を考え運用されるのが一番おすすめです。

もし、運用に興味がないというのであれば、貯蓄の順番を考えましょう。
老後の資金の前に大きな支出はありませんか。例えば住宅購入資金の準備やお子様の教育資金の準備など。あるのであればその貯蓄を先にしましょう。老後の資金準備をして、住宅ローンや教育ローンなどの借金を多くするのは問題があります。

そういう問題もなく、運用はちょっとというのであれば選択肢としては、利率変動型個人年金、外貨建て商品、変動個人国債などが検討商品になってくるでしょう。

最後に注意点として

利率変動型個人年金保険ですが、利率の変動要件を確認しましょう。おそらく10年物国債に連動し、移動平均をとるのではないでしょうか。そうすると市場金利が上昇してもなかなか金利が上昇しない状態が起きます。

外貨建てについては、円建てよりも利回りは高いですが為替リスクがあります。
その辺のリスクをどう考えるかです。解約返戻率を確認し、一年あたりの利回りをみてみましょう。

変動個人国債については、債券が売られると利回りがUPするので景気がよくなると利回りがUPします。ただ、自動引き落としではないのでその都度金融機関の窓口に行かなくてはなりません。

評価・お礼

たかとら さん

2014/05/14 18:30

辻畑様

早速のご回答ありがとうございます。

インフレリスク、確かにおっしゃる通りですね。日銀の目標2%などを考えると、
今後インフレに向かうのは十分想定されます。
インフレに向かった場合、金利も上昇傾向になるのでは?と素人の考えで持って
いたので、利率変動型でも概ね対応できるかなと漠然と思ったのですが、
教えて頂いたように、対応しても反応が鈍そうですね。

投資に抵抗はなく、むしろ勉強してできるようになりたいと考えているので、
アドバイスからいくと確定拠出年金でインフレリスクに備えるのがベターと
いうことになるのでしょうか。全額所得控除も魅力的ですし。
ただ、途中解約不可が懸念としてつきまとっていたので、ご指摘頂いたように
これを選択するにしても、他への資金を考えた上で負担のない月額に設定する
ように気を付けたいと思います。

ありがとうございました。

辻畑 憲男

2014/05/14 20:05

評価ありがとうございます。
私は、確定拠出年金をやっています。
また、何かございましたらお気軽にご相談ください。

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