辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- コラム「住宅購入契約前に考えること」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
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住宅購入契約前に考えること

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2022-08-28 11:12

「夢のマイホーム」マイホームを購入したいと夢見る人が多いのではないでしょうか。ただ、住宅購入は大きな買い物です。よく販売業者に乗せられて衝動買いをしてしまう方が多くいます。契約前に下記のことをよく検討してください。

1) ライフプランの検討

ライフプランはすごく重要です。これにより将来のキャッシュフローが違ってきます。即ち、将来の支出が違ってくるのです。住宅購入後にどんな生活をしたいのか。旅行や趣味、車購入、子供の教育、老後の生活、老後はどこで暮らしたいのかなどいろいろ考えて下さい。この時に最初からこんな生活は出来ないとあきらめている方がいますが、まずはやりたいことをどんどん書き出してみなしょう。難しいかどうかについてはその後に検討しましょう。頭で考えているよりも実際に書き出すことにより問題点が明確になり対策が出てきます。


2) 購入後の家計の収支状況の検討

ライフプランがある程度決まったら、そのライフプランに沿った家計の収支状況のチェックになります。物価上昇、預金などの運用利回り、給与の変動、老後の年金の想定などを考え、家計の収支状況のチェックをします。ここでどのくらいの物件までならば無理なく購入できるのかを検討しましょう。


3) 住宅ローンの種類選びの検討

住宅ローン選びは、ローンの返済計画(完済目標)と購入後の収支状況により変わってきます。一般的には金利が低い時には、長期の固定金利の商品、金利が高い時には変動金利の商品が基本です。ただ、今のように金利の低い時代には、長期の固定金利よりも変動金利の金利が低いため、悩む所になってきます。そこで考えるのが完済目標です。現在のように金利が低い時には、完済目標が10年であれば金利の低い変動金利を選んでも金利上昇リスクは低くなります。完済目標が20年、30年となってくると金利上昇リスクが高くなるため、長期の固定金利を選んだほうが安全です。ただ、今後日本経済は良くならず、今の状況が続くと考えている方は変動金利にチャレンジするのも一つの方法にはなってきます。

上記の検討と並行して物件見学をしましょう。そうすることにより、より具体的に欲しい物件の価格や諸費用などが明確になってくるので計画がより明確になり、衝動買いがなくなるのではないでしょうか。


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