ゼロ金利の時代に元本確保の商品でいい商品は全くありません。今の時代は、お金を銀行に預ければお金が貯まる時代ではないため、経済情勢に敏感になり、株式などの投資をし、少しでも老後資金を増やしてみてはいかがでしょうか。それでは株式投資を始めるのにまずやることは、証券会社に口座を作ることです。ネット証券であれば、オンライン、または郵送で簡単に口座が開けます。銀行の口座を作るのと同じようなもので、口座を作ったからといって手数料などの支払はありません。口座を開設したら、その口座にお金を入れればすぐに株を買うことができます。次にどの株を買ったらいいのかを考えないといけないのですが、これはどのくらい利益を出したいのか（価格変動リスクをとれるのか）により変わってきます。株式の利益は、値上がり益と配当（※1）です。その他に株主優待（※2）というのもがあります。株式市場には東証一部市場、東証二部市場、マザーズ、ジャスダックなどがあります。初めての人は、東証一部に上場している大企業から始めましょう。マザーズなどよりも株価の振れ幅が小さく、倒産の確率も低いので始めるのであればこの市場からまずは選ぶといいでしょう。それでは次にどこの会社の株式を購入するかですが、東証一部市場は「水産・農林」「鉱業」「建設」「食品」「繊維」「パルプ・紙」「化学」「石油・石炭製品」「ゴム製品」「窒業」「鉄鋼」「非鉄金属」「金属製品」「機械」「電気機器」「輸送用機器」「精密機器」「その他製造」「商業」「金融・保険」「不動産」「陸運」「海運」「空運」「倉庫・運輸関連」「情報・通信」「電力・ガス」「サービス」に業種が分かれています。その中から、まずはご自身の興味のある業種や仕事に関係がありその業界の状況がわかる業種などを選び、株を買ってもいいでしょう。または、気になる会社があるのであれば、会社情報を確認して今後成長が期待できるのかを検討し決めましょう。購入金額は、買ってもほっておいてしまう金額ではなく、株価が気になる金額を購入しましょう。そうすることにより経済情勢を気にしてチェックするのではないでしょうか。購入した会社の情報や経済情勢についてはネット証券であればホームページから情報を得られます。また、新聞などから情報を得たりもしましょう。そして、自分の買った株だけでなく、日経平均、TOPIX、世界の市場の動きなどをチェックし、その上下のする理由を追っていきましょう。そうすることによりお金の流れが徐々にわかってきます。それでは次に購入銘柄が決まったら、買いの注文をだしましょう。買いの注文には「指値」（※3）「成行」（※4）がありますが、買いの注文は過去のチャートの動きと現在の株価の動きをみて「指値」で注文をだしてみましょう。購入株数と購入したい株価を入力して注文です。それでは早速、証券口座を開設しましょう。

※1配当とは、年1回か2回会社の利益の中から分配される利益。

※2株主優待とは、自社製品やクオカードなどの会社からの優待商品をもらえる権利。

※3指値とは、購入、売却とも希望の金額を指定して注文する方法。

※4成行とは、いくらでもいいから買う、または売るという希望金額を指定しないで注文する方法。