辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- コラム「ゼロ金利、老後の資金どう貯める?」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
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ゼロ金利、老後の資金どう貯める?

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2020-01-26 11:19

 この低金利の時代、老後の資金を普通預金や定期預金で貯めていき老後資金が貯まる人がどのくらいいるのでしょうか。ほとんどの方は難しいように感じます。それでは、どのように貯めていけばいいのでしょうか。まずは目標づくりです。老後はどのような暮らしをしたいですか。都会で暮らす、田舎で暮らす、日本国内で暮らす、海外で暮らすなどいろいろあります。また、どんなことをして老後を楽しみたいですか。その内容により貯蓄額が変わってきます。例えば、毎月30万円はほしいとなると年間360万円になります。10年で3,600万円、20年で7,200万円必要になってきます。年金が65歳から夫婦で年金が250万円もらえるとしたら20年で5,000万円ですので2,200万円が不足することになります。ではこの2,200万円を今の金利がないに等しい預金で貯めるとすると運用期間30年の方は、毎月約6万円貯めることになります。運用期間が20年とすると毎月約9万円貯めると達成できます。10年だと毎月約18万円貯めると達成できます。この額を毎月貯められないのであれば運用するしかありません。金利1%で運用出来たら、金利2%で運用出来たら、金利5%で運用出来たら、どのくらいの利回りならば達成できるか検討しましょう。下記の表を見てください。金利が違うとこれだけ積立額が違ってきます。銀行などで0%に近い金利で運用している方と5%で運用出来ている人との差は歴然です。また、時間を味方につけて長期で運用出来ればさらに違ってきます。ただ、今の経済情勢で5%とかの金利を得るためには円建ての元本割れしない商品では難しいです。株式や投資信託、外貨建て商品などの検討になってきます。。そして、これらの商品で運用するには経済情勢に対して敏感にならないとなりません。人任せは失敗の可能が高くなります。経済情勢を考え、どの商品に投資すべきなのかの検討です。また、投資後は世界情勢を考え、ご自身が投資した投資商品はこのままでいいのか、別の投資対象に動かさないとならないのかを考えないとなりません。難しいように思えますが、アンテナを張っていればそんなに苦手意識を持たなくても大丈夫です。勉強してから始めるのではなく、すぐに始めましょう。それによって、経済情勢が気になるようになります。豊かな老後のためにできるだけ早く計画を立て実行していきましょう。


   ≪毎月の積立額≫  2200万円貯めるには?                 (金額の単位万円)

金利

積立期間

1%2%3%4%5%
10年間17.4316.5515.70 14.89 14.11
20年間 8.28 7.45 6.68 5.98 5.33
30年間5.24 4.463.773.162.63



 


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