辻畑 憲男
ツジハタ ノリオグループ
介護状態になったらどうしますか。
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みなさんは介護状態になった時の備えをしていますか。入院時の備えは民間の医療保険に加入している方が多いと思いますが、介護状態になったときはどうでしょうか。公的介護保険があるから大丈夫だと思っていませんか。人口減少、高齢者増加の状況で年金だけではなく公的介護保険をどこまであてにできるか疑問です。実際に介護給付は2000年度3.6兆円から2016年度10.4兆円に膨れ上がっています。また、保険料も2000年度2,911円(全国平均)から2016年度5,514円(全国平均)上昇しています。2020年度は6,771円(全国平均)、2025年度は8,165円(全国平均)が見込まれています。現状では自分の身は自分で守ることを考えないとならないのではないでしょうか。入院時だけではなく、介護状態になったときに自宅介護を希望するのか、施設介護を希望するのかを考え、周りにお金で迷惑をかけないようにしましょう。特に施設に入居されるのであれば、入居先の検討と入居一時金、保証金、毎月の費用も考えておきましょう。
要介護認定:要支援1から要介護5までの7段階
対象年齢 :65歳以上の方と40歳から64歳の16種類の特定の疾病の方。
自己負担 :所得により1割負担か2割負担。
(月額)
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支援限度額 |
一割負担 |
二割負担 |
要支援1 |
50,030円 |
5,003円 |
10,006円 |
要支援2 |
104,730円 |
10,473円 |
20,946円 |
要介護1 |
166,920円 |
16,692円 |
33,384円 |
要介護2 |
196,160円 |
19,616円 |
39,232円 |
要介護3 |
269,310円 |
26,931円 |
53,862円 |
要介護4 |
308,060円 |
30,806円 |
61,612円 |
要介護5 |
360,650円 |
36,065円 |
72,130円 |
※2割負担になる方は、65歳以上の人のうち合計所得が160万円以上(単身で年金収入のみの場合は年収280万円以上)。ただし、同一世帯の65歳以上の方の所得が低い場合などは、1割負担になることがあります。
サービスについては申請の後に調査がされ判定されます。判定に基づき、要介護度が認定されます。ケアプランを作成してもらいサービス開始になります。