藤原 純子(ファッションコンサルタント)- コラム「肩書は、「藤原純子」」 - 専門家プロファイル

藤原 純子
装いは生き方そのもの

藤原 純子

フジワラ ジュンコ
( 福岡県 / ファッションコンサルタント )
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肩書は、「藤原純子」

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2019-03-30 10:00

皆さま、ごきげんよう。


 仕事、家庭、子育て、女性としての人生、やりたいことがたくさんありすぎて欲張りな私はいつでも何でも同時進行。時々自分が千手観音みたいと思えるぐらい慌ただしい日もあります。1日が終わると今日何してたんだっけ、とやっと深呼吸できるような。朝と夜は少しで良いからコーヒーを飲んだり、静かに自分やお客様のことを思って向き合う時間を作りたいと心がけていますが、昼間はとにかくスピードを大切にしています。

 何かをあきらめたらもっとゆっくりできるのかもしれませんが、何せ欲張りですからがんばってしまうんです。人のものを奪うわけでなければ欲張りは良いことなんじゃないかなと思うのです。目指す場所が高みにあるから「もっともっと」と思えるわけでそれが生きていく上での張り合いになります。

 ちなみに私の目標は大それたものではないんです。いつも目の前のお客様に喜んでいただけるかどうか。売上ノルマや人数なんて数字の目標はありませんが、ひとりひとりのお客様に対しての満足度は常に100点でありたいなと思っています。

小さな1歩でもいいから、常に前に進んで、成長し続ける人って素敵ですよね。生涯現役でいるためにもありふれた毎日を退屈だと思わずに、ちょっとしたことにも刺激や感動を感じられるアンテナを持っていたいものです。


 一年ほど前、名刺のデザインを変えた時に肩書に対する考えも変えたのです。

 骨格診断やカラーコーディネート、スタイリングに商品開発と年々活動の幅が広がって、弟子と呼べる門下生も増えて来ました。ありがたいことに「順風満帆ですね」なんて言われることもあります。だけど、じぶんからステージを上げたというよりは、目の前のことをがむしゃらに取り組んでいるうちに、「こんなことできますか?」「こんなことやってほしい」と期待や要望に応えるように走り続けていたという感じで、良くも悪くも計画やビジョンはなかったのが正直なところ。ただ、私にできることがあるなら、私で助けになるならと続けてきたら今の私にたどり着いていました。

 この景色、がんばっていなかったら見えていなかったはずで、嫌いではありません。しかし、もちろんまだゴールではありません。5年後、10年後、どんな自分になっているのか自分でも想像がつかなくて、だけどそれが楽しみでもある今日この頃。

 自分に肩書や枠組みをつけてしまうことは私には必要ない気がして、周囲の人たちの「もう肩書きは『藤原純子』でいいんじゃない」という後押しもあり、ファッションコンサルタントではありますが 肩書にこだわらず、丸腰でやっています(笑)!

 そういう仕事をしてきたか、どんな資格を持っているか、書けば武装にはなるけれど、信頼関係は私自身が面とむかってその方と対話する中で築いていけばいいのかな、なんて思っています。お客様は法人も個人もたくさんの方がいらっしゃいます。仕事の結果がよければまた次につながるし、信用が信用を呼んでくれます。大好きだったファッションがこうして仕事になり、きちんとコンスタントに対価をいただけて暮らしていられるんだから歳を重ねることも悪くないじゃないと胸を張れます。


 「好き」、ただそれだけが私の唯一の武器にして、原動力でした。途中で辞めていたら今の景色はなかったでしょう。私の武器は「思い」だけ。あとは走り続けていたらいつの間にかいろんな副産物がついてきました。

信用、人脈、対価、実績、これらすべてが私にとってかけがえのない宝物です。

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