真山 英二
サノヤマ エイジ金額の少ない繰り上げ返済は損?
マネー 住宅資金・住宅ローン 2009/04/16 23:16私は37歳女性、正社員で働いており、年収480万、毎月\81000の住宅ローン返済をしています。ボーナス時の増額はありません。
平成18年10月に2600万円で借り入れ、当初3年間は固定金利1.55%、返済期間35年です。
今年の9月に固定期間が終わるので、その際に100万円ほどの繰上げ返済をするつもりでしたが、両親からは「100万円程度の繰上げ返済は、手数料を考えたら損。もう少し貯めてからの方がいい」とアドバイスされました。
私としては少しでも返済期間を短くしたくて(可能なら定年退職する60歳までには完済したい)、多少の手数料がかかっても元本を減らしたいと言うのがあったのですが、やはりある程度まとまった金額で繰上げした方が長期的に見て得なのでしょうか?
今後、結婚・出産の予定はありませんし、恐らく今の住居が終の棲家にになると思うので途中の売却等も考えていません。
ローンを組んだときは、そんなに深く考えずに「退職金で完済できれば・・・」と思っていたのですが、なるべくそういうものは当てにせず、現役で働いているうちに完済したいと強く思っています。
なお、現在の住宅ローンは不動産提携ローン?(←正式名称は忘れました)で、返済期間は常に店頭金利より−1%優遇されています。なので、借り換え等も全く検討していません。
非常に大雑把ですが、アドバイスをお願いします。
あっちゃんの母さん ( 茨城県 / 女性 / 37歳 )
繰上げ返済をした方が得です。
- ( 4 .0)
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
大雑把なシミュレーションですが、
下記の通りです。
【前提】
2600万円を借入して、
当初3年間の固定期間(1.55%)が過ぎた後、
変動金利(2.475%-金利優遇1.0%⇒1.475%)にして、
そのまま金利が変わらなかったとした場合
【繰上げ返済】
3年後に、約100万円(989,744円)の繰り上げ返済を実施。
【結果】
1.繰上げ返済をしなかった場合の支払総額は、
⇒33,364,463円
2.3年後の繰上げ返済(989,744円)を実施した場合の支払総額は、
⇒32,782,229円
(期間短縮型の繰上げ返済を想定。1年8ヶ月の短縮効果)
1.と2.の結果を比べると、
支払総額で、582,234円の差があります。
多少の繰り上げ返済手数料を支払ったとしても
繰上げ返済をした方が得となります。
一般的な話となりますが、繰上げ返済の利息軽減は、
繰上げ返済の時期が早ければ早いほど効果的です。
今回のように、3年後の繰上げ返済であれば、
100万円の支払で、約58万円の節約になり、
非常に効率よく利息を軽減することができます。
今回のシミュレーションは、3年後の金利を優遇付きの
変動金利で低く見積っていますが、
金利がもっと高くなった場合は、その軽減効果が
より大きくなります。
手持ちの100万円が、ゆとり資金であるならば、
繰上げ返済をお薦めします。
補足
少しでもお役に立ててうれしいです。
ぜひ、繰上げ返済を頑張ってく下さい。
評価・お礼
あっちゃんの母 さん
具体的な金額まで御教示下さり、ありがとうございました。
やはり、早い段階での返済がいいのですね。
繰り上げ返済の資金はゆとり資金と言うほどでもないのですが、この3年間、何とかやり繰りして貯金したものです。
しばらくの間は、「貯金→繰り上げ返済」のサイクルで頑張ります!