真山 英二
サノヤマ エイジ不動産登記の持分比率
マネー 住宅資金・住宅ローン 2011/02/03 11:59不動産登記の時の持分比率についてですが、3000万の物件を買い、頭金600万は私が払い、残りのローンは主人が払う場合は、ローンも含めた額で比率を考えるのですか?
それとも、最初に払う頭金だけで考えるのですか?
はるとっちさん ( 広島県 / 女性 / 28歳 )
不動産登記の持ち分比率について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
不動産を購入する場合、物件本体価格に追加して、
別途諸費用(仲介手数料、登記費用等)がかかります。
一般的には、物件価格に対して、5~8%程度の
諸費用がかかります。
仮に3000万円の物件を購入する際に、
諸経費が200万円かかったと仮定します。
支払いに必要な総額は、
3000万円+200万円=3200万円となります。
諸費用ローンを組むことも可能ですが、
通常は、自己資金を諸費用に充当し、
不足部分を住宅ローンで補います。
支払い総額3200万円に対して、
自己資金600万円を「はるとっち」さんが出資し、
残りをご主人が住宅ローンを組んだ場合は
下記のとおりです。
「はるとっち」さんは、
諸費用200万円と物件本体部分400万円の
合計600万円を自己資金で出資します。
ご主人は、残りの本体部分の2600万円を
住宅ローンによる借り入れから、出資します。
したがって、
上記の場合の不動産登記の持ち分比率は、
ご主人:「はるとっち」さん = 26:4
となります。
現金による出資部分については、
夫婦の共有財産としてあいまいな取り扱いも可能ですが、
住宅ローンによる借り入れについては、
債務者が出資したことが明らかです。
少なくとも住宅ローンを組んでいる人の持ち分が、
物件本体総額に対して、住宅ローンの金額以上の
持ち分となっていることが必要です。
あくまでも、物件本体に対して、
どういった割合で出資しているのかを
基準としてください。
少しでもお役に立てれば幸いです。