大園 エリカ
オオソノ エリカ子どもと関わるアルバイトをしている学生です。
育児・教育 子供の教育・受験 2014/06/20 09:30数人の子どもと一日過ごすアルバイトをしています。
やはり子ども同士でいると何人かが衝突してしまい、周りの子との遊びが止まる喧嘩が起こってしまいます。
その時、私は一人一人の不快なことを解消させて解決しようとします。
例えば、Aちゃんはどこが嫌だったの?と聞きます。
そこで相手の子が悪いなとと思ったら「AちゃんはBちゃんのこういうところが嫌だったんだって、ごめんねって言おうか?」と伝えます。
ここで悩みを聞いていただきたいのですが、そこで素直に謝る子もいれば、ずっと謝らないままの子もいてAちゃんは「もういい」と諦めてしまいます。
ずっと黙ってしまう気持ちは何となく分かるのですが、なんと伝えて自分の気持ちを言ってもらえるかが分かりません。
良い方法、聞き方があれば教えてください。
唯依さん ( 兵庫県 / 女性 / 20歳 )
子供の気持ちになってあげる時の注意点
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質問者様は子供の目線になって、その子の気持ちを汲んであげようとされていてとても良いと思います。その方向性は間違っていないので、その観方の視野を広げられると良いと思います。
片側だけに焦点を当ててしまうと、「どちらかが悪い」という判断になってしまい、悪いと言われた子供の方に反発が出てしまうのですね。
一見「悪い」という行動をしてしまう子供側にも、その理由がちゃんとあるのですね。
人に意地悪や乱暴をしたくなる心理の原因というものは、その子供の根になる家庭環境から来る不満やストレスが表れているのです。
そして子供という者は、大人の様にその様な事を分析する事は難しいし、なかなかそういう気持ちを上手く外に伝える事ができないので、その誰にも解ってもらえないイライラがそういう形として行動に出てしまうのです。
私も長年子供を指導して来て感じる事は、間に入る大人が両方の意見をちゃんと聞いてあげて、的確な判断とアドバイスをしてあげる事の大事さですが、体外子供のそういうトラブルの裏に潜んでいるのは、その子の両親含めた家庭環境から来ているという視点を持って子供を見てあげると良いと思います。
そしてトラブルになった場合は、当事者の子供達同士で自分の気持ちをお互い直接伝え合い考えられる様に、貴女が間に入って調整役をしてあげれば良い方向に行くのではと思います。
つまり子供達同士、「相手を理解してあげよう」という気持ちにさせてあげる指導ですね。
子供に限らず、人は自分を解ってくれると思う人にはちゃんと心を開きますので、そうなればその子供も聞く耳を持ち、素直になってくれると思います。
補足
子供を育てる事に携わるのは、本当に気力体力のいる大変なお仕事ですよね。
でもとても有意義なお仕事ですから、頑張って下さいね!
評価・お礼
唯依 さん
2014/06/20 21:20
確かに私も主観的に見ていたのかもしれません。
Aちゃんは自分の気持ちを言ってくれたので伝わりましたが、Bちゃんは黙ったままだったのでよく伝わらず、結果Aちゃんの要望(謝ってほしい)を叶えようとしていました。
自分から話そうとしないのは家庭環境が原因なのでしょうか?
Bちゃんから気持ちを聞くことはできないのでしょうか?
また助言をいただけると有難いです。
大園 エリカ
2014/06/20 22:27
私のアドバイスを参考にして下さってありがとうございます。
唯依さんと子供との時間では、親との関係とは違う形の触れ合いになりますので、唯依さんの眼で見るという視点で構わないと思いますし、それは大事な事ですね。
ただ子供自身が持って生まれた資質と、家庭の環境や親の躾の中からついた思考癖・受け取り方の癖というのが子供の側にありますので、そういう視点も持ってあげながらその子を温かく見守り、時には今回の様に「良くないものは良くない」とキチンと指導されると良いと思います。
自分から話そうとしないのは、相手に心を開けない何かがあるのですね。
その子の性格により微妙な理由の違いはありますが、「話しても解ってもらえない」とか「上手く自分の気持ちを伝える事ができない」などの思いが子供側にあるのではないかと思います。
その裏にあるのは「解ってもらえない」という子供の悲しみや苛立ちの気持ちなので、まず大人である唯依さんが、その子の気持ちを理解しようとしてあげれば、子供も安心して心を開いてくるのではないかと思います。
無理やりこじ開ける事はせず、向こうから「話したい」という気持ちになるまで待ってあげる忍耐力も必要ですし、又もしかしたら「お友達が一緒にいるから話せない」という事も考えられるので、二人きりになって静かに聞いてあげたりしてみる事も効果的な場合があります。
いずれにしても「あなたは本当は良い子なのだ」という気持ちで接してあげる事が指導者には大事な事かなと思います。それがあれば、子供は叱られても納得するものです。
いずれにしても、大事なのは唯依さんの感性で感じてあげて、その都度その都度の状況に応じて、唯依さんがご自分の眼で見て判断された工夫が大事になると思います。