聞く姿勢
キャリア・仕事 コーチング 2007/12/18 14:11昨今、書籍売り場などでは聞く技術といった趣旨の本が多くみられるようです。またコーチングなどのテクニックとしても聞く事の大切さが説かれています。
ここで質問なのですが、聞く側にたった場合、とくに1対1で相手と正対した状況下での「聞く姿勢」をお聞きしたいのですが。
会話中に相手に質問をして返ってこない場合やふとした沈黙が訪れたとき、じっと待っていられません。
特に相手が話の不得意な人だとずっと沈黙なので無理やりにでも話を始めてしまいます。そのため何か話のネタを持っているときはいいのですが、内容が支離滅裂になってしまうことも多々あります。
あるいは手元のコップを(中身も入っていないのに)いじってみたり、足を組み直したり、目線をきょろきょろ動かしたりしてして落ち着きない感じです。
ということで沈黙の時はどういう姿勢で待てばいいのでしょうか。特に目線の位置というか、どこをみればいいのでしょうか。相手を正視しているのでしょうか。
ぽんた123さん ( 神奈川県 / 男性 / 34歳 )
沈黙を傾聴する
ぽんた123さん、はじめまして。
自律人材トレーナーの灰谷と申します。
沈黙は会話の一部です。
ぽんた123さんが感じた沈黙は、その会話の中でどんな意味を持っていたのでしょうか?
沈黙を恐れないようにする一番目のポイントは、
「沈黙の意味を感じる」ことです。
・何を話そうか考える為の沈黙
・考えをまとめる為の沈黙
・反抗の沈黙
・自分の話しを終えて相手の応答を待つ沈黙
・自分の内側と会話をしている沈黙
など、他にもあるでしょう。
そこに起こっている沈黙を「傾聴」してみましょう。
そして、相手が考える為の沈黙であれば、それを邪魔しない事が
聞き上手の条件だと考えます。
目線などは、あまり意識しないでおくのはどうでしょうか?
自分の目線に意識を向けた瞬間に、相手の状態に耳を傾けることからは
遠ざかっていると思うからです。
ちなみに、男性脳は女性脳に比べて、
考えをまとめたり、処理したりする為に、
より沈黙の時間を必要とするようですよ。