山本 豊
ヤマモト ユタカ小鼻縮小の傷は絶対に目立つ??
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まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
小鼻縮小術で、『外側法で手術をすると、絶対に傷が目立つと他院で言われた』とおっしゃる方にお会いする事は稀ではありません。
切って、縫う以上傷が出来ないとは言いませんが、『なるべく目立たなく縫う』というのは、担当医の技術によって可能だと思います。
傷の許容範囲というのは、それぞれ違うと思いますので、なるべく多くの方をご紹介するのが現実的に良いと思っています。
では、さっそくお見せしたいと思いますが、私は鼻翼の丸みが損なわれない外側法+内側法の『鼻翼全層切除』を好んで行っています。この方も全層切除で行っています。
術後5日目、抜糸時の状態です。
傷の赤みも目立ちます。これが術後1か月経過すると以下の様になります。
傷の赤みも減少し、傷の段差も少なくなってきます。この傷の段差は、時間とともに改善していきます。
術後3か月経過した時の状態です。
傷が、だんだんぼやけてきたのがお分かりになるはずです。
この傷は、さらに改善しますが、気になる方には『フラクショナルレーザー』を照射することにより、さらに改善させることが出来るのが一般的です。
医療には、良くも悪くも『絶対』ということは存在しないと思います。なぜなら我々医者が出来るのは、傷を治すことではなく、傷を治りやすい環境を作る(縫合する)ということだけだからです。
しかしながら、美容外科の手術は、担当医の縫合技術によっても大きな違いが出てしまうことも、事実です。後悔しないためには、担当医の『縫合技術』を症例写真からチェックすることが非常に大事だと思います。
尚、この方の経過に関しては、私のコラム『美容外科話』に詳しく書きましたので、ご興味がある方は、ぜひそちらをご参照下さい。