大長 伸吉(不動産投資アドバイザー)- Q&A回答「旧法借地権の取り扱いにはいくつかの注意が必要です。」 - 専門家プロファイル

大長 伸吉
小さな事でも気軽に相談できるよう心がけています。

大長 伸吉

ダイチョウ ノブヨシ
( 東京都 / 不動産投資アドバイザー )
ランガルハウス株式会社 代表取締役 アパート経営アドバイザー
Q&A回答への評価:
4.7/9件
サービス:19件
Q&A:25件
コラム:190件
写真:88件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

借地権付建物(旧法)

住宅・不動産 不動産売買 2013/03/06 19:09

借地権付建物の古い中古を買いとって、新築住宅にする場合は住宅ローン利用できますか?
全額借入予定です。
また、更新料の相場はありますか?

iwako22さん ( 東京都 / 男性 / 26歳 )

大長 伸吉 専門家

大長 伸吉
不動産投資アドバイザー

- good

旧法借地権の取り扱いにはいくつかの注意が必要です。

2013/03/09 19:22
( 5 .0)

iwako22さん、
こんにちは、大長です。

ご質問に回答をさせていただきます。
==

(1)旧法借地権付き中古建物を購入し、建て直しをすることは可能です。

この場合、地主さんからの事前の承諾事項を確認しておくことが必要です。
・建物の建て替え承諾
・建物資金の融資を得るには、抵当権の設計承諾
・前面が私道の場合など、私道の掘削・通行承諾
・(売主さんが取得するものですが)名義変更承諾
などがあり、借地権の場合は所有権以上に事前確認事項には注意をしたほうが良いです。



(2)住宅ローンを組むということも不可能ではなく、過去にも事例があります。
銀行からの融資については、土地条件、現建物条件、新築する建物の条件、個人の属性などそれぞれ細かな確認が必要となり、銀行もそれらに応じて、回答が変わりますので、1つ1つ確認をしてくことが大切です。
簡単なことではなく、難しいレベルかと思いますが、初めから不可能ということはないので、いくつかの銀行などに相談をされるとよいです。

ここで注意したいことは、借地権を購入する前(価格が決まる前)に、事前費用をトータルで確認しておき、あとから追加の費用が発生しないように注意をしたいものです。
銀行としても借地権だけの融資ではなく、この借地権付き建物と新築建物プランを複合して融資をの可否を検討することが多い傾向があります。
この場合は新築建物プランをあらかじめ想定しておかなければならないので、その準備に気を使うこととなります。



(3)全額借入については、やや難しいかとおもいます。
基本的には、土地や建物の費用以外で必要な税金や保険等は融資額に含まれないと考えておいたほうが良いです。
その他でも借地権の場合は、所有権と違い土地(底地)に抵当権を付けられることは殆どないので、全額借入の場合は別に担保となる資産(不動産等)があり、そちらに担保を付けられるか否かなどを確認されることがあると想定しておけるとよいです。



(4)また、更新料の相場は、借地権価格の5-10%といえますが、10%の場合はある程度地主さんと交渉できる余地があるかと思います。

補足

以上から見て、所有権よりも借地権は苦労が多いのですが、初めから無理とは言えないので、検討されることは悪くはないと思います。

土地建物売買については借地権に詳しい仲介業者さん、融資についても借地権にしっかりと語れる銀行員さんなどに対応をしてもらえるかに注意しておくと、想定外のことが起きにくいかと思います。

慎重に確認されることをお勧めします。

評価・お礼

iwako22 さん

2013/03/17 14:03

とても参考になりました。
やはり難しい面も多いのですね。
検討させて頂きます。
ありがとうございました。

大長 伸吉

2013/03/18 20:13

お返事をいただき、ありがとうございます。
はい、借地権は難しいものですが勉強・検討し甲斐があると思います。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真