福島 多香恵(ピラティスインストラクター 社会福祉士)- コラム「新型コロナウイルス予防に関する考察~その2~」 - 専門家プロファイル

福島 多香恵
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フクシマ タカエ
( ピラティスインストラクター 社会福祉士 )
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新型コロナウイルス予防に関する考察~その2~

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チェアロビクス 2020-03-19 21:34

みなさま、こんばんは。

どんなときでも、桜はさく。

遠回りは、必要な道。

なんとか、乗り越えていきましょう。

さて、切り口を変えて考察しました。

よろしければお読みください。


新型コロナウイルス予防に関する考察~その2~

「かぜ」は咳が出て鼻水が出て熱が出る呼吸器の病気である。この症状を起こす多くのウイルスの一つがインフルエンザウイルスである。…ウイルスには遺伝子や若干のたんぱく質はあるが、自分では生活できず、他の生物の細胞に潜りこんで、その細胞に自分のからだを作らせて数を増やす。…鼻の中や咽喉から気道にかけて吸い込んだ空気が通る管の内面には、粘膜層で覆われた線毛を持った細胞がある。線毛の動きで絶えず粘膜の流れを作り、鼻水や痰として外界へ放出し、微生物などの侵入を防いでいる。…しかし、咽の粘膜に傷んだところがあったり、初感染でウイルス濃度が高かったりすると、細胞表面にあるそのウイルスに対する受容体に結合し、細胞の中へ潜り込む。

「エイズ」のウイルスの遺伝子は例がないほど変化しやすい。感染したウイルスと感染後の人間の体で増えたものとでも全く同じではない。そのため、なかなか効くワクチンができなかった経緯がある。


ちなみに、細菌はウイルスのように人間の細胞の中まで入り込まないでも、栄養さえあれば自分で分裂して増える。そこで湿気があって栄養がある口の中や鼻、咽喉の中、消化管の中には多数の常在菌がいる。毒素を出す病原菌は先住者である常在菌と餌の取り合いをするため、常在菌は悪玉細菌に対する防壁のひとつになる。1)


自分を細菌やウイルスなどの外敵から守るメカニズムを生体防御機構、あるいは広い意味で免役という。免疫反応を理解するうえで、まず抗原と抗体を理解する必要がある。抗原とは免疫反応を励起させる物質で、一般的には細菌やウイルス成分と思ってよい。…一度かかった麻疹には二度とかからないけど、インフルエンザには何度もかかるのはなぜか。それは、麻疹ウイルスは抗原の変化が少ないが、インフルエンザウイルスはその抗原が香港型などいろいろな種類があるからである。…広い意味で免役に関与する細胞は、白血球すべてである。白血球の種類によってそれぞれの働きがある。2)


健康とは自覚症状がなく、検査値も正常である状態をいい、病気とは自覚症状もあり、検査値も異常のある状態をいう。しかし、自覚症状はないが検査値に異常がある場合、または検査値には異常はないが、なんとなく健康ではないと感じる場合があり、これを「未病」という。現在、普通に行われている治療法は、基本的には対処療法である。エイズなどの感染症やがんなどの場合には、薬剤耐性の問題や副作用などの影響がでてしまう。しかし、24時間にわたって人間の身体をパトロールする兵士ともいえる『白血球』には、薬剤耐性や副作用といった問題は起こらない。自己治癒力とは、いかにこうした白血球を強くしていくかが最大のテーマである。


現在、コロナウイルスの影響で多くの人がストレスを感じている。ストレスとは、外界から受ける刺激(ストレッサー)に対して、生体または精神がどのように反応するかということである。一般にストレッサーには、湿度や温度などの物理的ストレッサー、断眠・疲労・感染などの生理的ストレッサー、配偶者の死や離婚や経済的不安などの心理的ストレッサーがあげられる。ストレスに対する人間の反応には、「抵抗行動」と「凍結行動」の2種類がある。抵抗行動では、人間はストレスに対して闘争したり、逆に逃亡したりする。一方、凍結行動では、ストレスに対してまったく抵抗せずに降伏したり、忍従したりする。そのため、抵抗行動においては血圧の上昇を招き、凍結行動ではうつになったり、胃潰瘍の原因をつくりだしたりする。3)


「子供の運動不足」

少人数化しつつある子供をたくましく育てることは、福祉の面ばかりでなく、我が国の将来にとって重要な課題の1つである。…十数年前に比べて、急激に変化した現代社会の下で、子供たちは成長している。そして、現代の子どもたちの特徴は、自分たちの生きていく能力を直接体験して身につける機会が極端に少なくなり、言語を通して習得するようになった。

現代の子どもは運動不足のため、体力は昔に比べはっきりと低下している。


「高齢者の運動不足」

「どのように老いるのか」あるいは「高齢期をどのように生きるのか」には、からだを動かす能力、すなわち、体力のあるなしと関係が深いことを改めて指摘するまでもないだろう。

健やかに老いるためには、①余裕を持って4㎞ぐらいは歩くことが出来る「ねばり強さ」と、➁30段ぐらいの階段をしっかりした足取りで上がれ、③しかも、とっさに身をかわせる力強さ。この3つの体力を保持する4)ことが理想的だ。


以上のことから、下記予防法を考察のまとめとする。

①咽喉粘膜を健康に保つ(ハチミツなど)。換気をしてウイルス濃度が高い環境をつくらない。また、常在菌が悪玉細菌に負けないように口腔内の衛生を保つ。(舌の掃除は腸内環境へのよい影響もみられている)

②ストレスが多いときには、健康な人でも休養(レクレーションなどの積極的休養を含める)をとる。また、ストレス解消には有酸素運動が効果的である。自律神経が乱れて眠れない時は、肘下と膝下のマッサージをすると眠りやすくなる。

③子どもや高齢者が運動不足にならない工夫が求められる。近所の公園など散歩する(できれば緩急をつける)。



参考:

1)人間の生物学 放送大学教材 著者:新井康充 近藤洋一 2002/2

2)人体の構造と機能 放送大学教材 著者:黒川清 菱沼典子 北村聖 2001/3

3)患者からみた医療 放送大学教材 著者:高柳和江 仙波純一 2003/3

4)身体福祉論~自活できる能力の保持~ 編著者:宮下充正 臼井永男 2003/3

※上記文献を引用したものです。一部は文を変えております。




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