かなり苦労していらっしゃいますね。
まず、ワンちゃんと言う動物は群れで生活をしていて、その群れの一番強いメンバーがリーダーとして群れを守って群れを従えていきます。また、その群れのルールを決めるのはリーダーです。要求（命令）は群れの上のメンバーが下のメンバーにする行動です。ですから、これに今まで答えていらっしゃったことが多ければ、飼い主の方が下だとみなされていろいろな要求をし続けられていたかもしれませんね。
ワンちゃんは人間社会のルールがわかりません。今もワンちゃんは身体の事があるので、たくさん歩かない方が良いと獣医さんから言われている事を知らずに、もっと連れて行けといってしまいます。人間社会のルールが分かっていて、ワンちゃんの身体の状況がわかっているのは、人間である飼い主さんだけです。ワンちゃんを守ってあげるためにも、人間である飼い主さんがワンちゃんから見て強い尊敬をされるリーダーになる事が一番大事です。
このご質問からひとつわかったのは、ご褒美を上げていらっしゃることです。ワンちゃんは強いメンバーから先に物を食べます。ご褒美として飼い主さんがあげていらっしゃっても、ワンちゃんから見たら「パパは僕の事をリーダーだと思っているから、こんなおいしい物を先に食べさせてくれるんだな。だから、僕がリーダーでパパは下。」という気持ちになってしまいます。犬社会では、強い犬はおいしい物を弱い者にあげることは絶対にしません。ご褒美はあげない方がいいです。それよりも、お近くのトレーナーの方からリーダーシップの取り方を教えてもらえるようなトレーニングをして頂くのが良いと思いますよ。
１３歳のワンちゃんがまだリーダーとしていろいろ考えて行動しているので、もうリーダーのお仕事をリタイアさせてあげてもいいのではないでしょうか。