荒川 雄一
アラカワ ユウイチ「出生数増加、しかし人口減少は続く!」
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明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願いします。
さて、昨年末に、厚労省の人口動態統計の年間推計が発表されました。
それによると、2015年の出生数が前年を4000人上回り、
“100万8000人”となった模様です。
2014年が過去最低の出生数で、
昨年は100万人の大台を割り込む可能性もあったため、
まずは一安心といったところでしょうか。
一方、昨年亡くなられた方は、
130万2000人と戦後最多となりました。
結果、出生数と死亡数の差による「自然減」は、29万4000人となり、
前年を2万5000人上回って、過去最大の人口減少となりました。
出生率が増加に転じたことは、喜ばしいことですが、
“世界一の長寿国”でありながら、
人口が29万人も減っていることを考えると、
今後、この傾向はさらに拡大していくことが考えられます。
国策として、“出生率の上昇”を掲げた日本ですが、
人口問題は短期間に解決できる問題ではありません。
まずは、「子供を産みやすく、育てやすい社会づくり」に、
国民全体が意識を変えていかないと達成は困難ではないかと思います。
それには、
「100年後の日本に想いを馳せる」
のはどうかと思っています。
100年後、“今”を生きている人たちの大半は、
すでにいないかもしれません。
だからこそ、“将来の日本”を考える意義があるような気がします。
長年に渡り、日本の先達が残してくれた日本を、
これからも住みよい国としたいものです。
それでは、今年も、平和で穏やかな日々となりますように!
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