荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「国の税収、24年ぶり高水準!」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
世界中の優良ファンドを用い、貴方だけの運用プランを提供します

荒川 雄一

アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
Q&A回答への評価:
4.6/27件
サービス:6件
Q&A:105件
コラム:883件
写真:4件
お気軽にお問い合わせください
03-5803-2500
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼
社員の資産形成を支援「選択制401kキャンペーン」実施中です!(※外部サイトへのリンクです)
選択制401k

「国の税収、24年ぶり高水準!」

- good

よもやまブログ 2015-12-11 11:36

こんにちは!

さて、2015年度の国の税収が、1991年以来、

24年ぶりに56兆円台と、高水準になる見通しです。

今年1月の予算編成では、54.5兆円を見込んでいましたが、

大企業の好決算により、法人税が上振れとなったようです。

また、これを受けて、今年度の補正予算は、

3兆円を超えるとみられています。

 

国の税収は、1990年に60.1兆円を最高に、

翌年の91年も59.8兆円を記録しました。

ただ、バブル崩壊後は大きく落ち込み、

2009年度は、40兆円を割り込むまでの減収となりました。

 

そして近年、伸び悩んでいた日本の税収ですが、

第2次安倍政権発足以降、

3年で約12兆円税収が増加した計算となります。

この点については、評価できるといえるでしょう。

 

ただ、水を差すようではありますが、

この税収を引き上げるために、

大きな予算を使っているのも事実です。

 

平成27年度の国家予算は、96.3兆円と、

年々増加を続けています。

そして、税収で足りない部分は、ご存知のように、

公債金(国債)で穴埋めをしています。

今年度の予算では、

公債金は36.8兆円(赤字国債30.8兆円、建設国債6兆円)で、

公債依存度は約4割にまでなっています。

 

景気拡大を背景に、税収が増加することは、

財政的には良い傾向と言えますが、

増加し続ける歳出(経費)を抑えなければ、

財政悪化は拡大するばかりです。

 

毎年、着実に増え続け、

“1000兆円を超える財政赤字”の先に、

将来、一体何が待っているのでしょうか。

 

「不都合なことは、考えたくない」

というのが、人間の心理です。

ただ、“思考停止状態”になっていては、何も解決しません。

ここは現実を直視し、できることで、

しっかりと備えておくしかないですね。

 

それでは今週末も、世界が平和で穏やかな日となりますように!

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真