荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「対外純資産残高 23年連続世界一!」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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「対外純資産残高 23年連続世界一!」

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お金の基本 2014-06-20 12:42

こんにちは!

さて、ギリシャ戦も引き分けで終わり、非常に厳しい状況となったサッカーワールドカップの日本ですが、前回優勝のスペインですら、グループリーグ敗退する状況をみると、やはり連続で1位を取ることがどれだけ難しいかがわかりますね。

そんな中、今日は元気づけに、日本の“世界一”のお話です。

 

先日、財務省より、2013年末の日本の対外純資産が初めて300兆円を超え、32570億円”になった発表がありました。

これで日本は、23年連続“世界最大”の債権国となりました。

「円安」基調にも関わらず、企業の海外へのM&Aや新興国投資が増加したため、対外資産残高は20.4%増の797770億円となりました。

一方、対外負債残高も29.1%増加し472700億円となっていますが、その主要因は、海外から日本への証券投資額の増加とみられています。

 

ちなみに、対外純資産残高の大きな国は以下のようになっています。

 

1位 日本  32570億円

2位 中国  2076101億円

3位 ドイツ 1922121億円

 

GDPとは違い、この数値に関しては、今だ、中国に大きく水をあけています。

日本の企業の積極的なM&A、日本の個人投資家の対外証券投資が進むとともに、日本国内への海外からの証券投資が増加している中、全体として対外純資産残高が伸びている現状は、好ましい状況と言えるでしょう。

 

但し、懸念材料がないわけではありません。

それは日本の経常収支が“赤字”に陥っていくことです。

その場合、日本国内の資金が足りなくなるため、対外純資産に頼らなくてはならず、一気に純資産額が目減りしていくことが考えられるからです。

 

この“世界一”を何としても守りぬくためには、“財政の健全化”、そして日本の“稼ぐ力”の強化に取り組むしかありません。

24年連続目指して、頑張りましょう!ニッポン


それでは、今週末も穏やかな日々となりますように!

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