荒川 雄一
アラカワ ユウイチ「対外純資産残高 23年連続世界一!」
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こんにちは!
さて、ギリシャ戦も引き分けで終わり、非常に厳しい状況となったサッカーワールドカップの日本ですが、前回優勝のスペインですら、グループリーグ敗退する状況をみると、やはり連続で1位を取ることがどれだけ難しいかがわかりますね。
そんな中、今日は元気づけに、日本の“世界一”のお話です。
先日、財務省より、2013年末の日本の対外純資産が初めて300兆円を超え、“325兆70億円”になった発表がありました。
これで日本は、23年連続“世界最大”の債権国となりました。
「円安」基調にも関わらず、企業の海外へのM&Aや新興国投資が増加したため、対外資産残高は20.4%増の797兆770億円となりました。
一方、対外負債残高も29.1%増加し472兆700億円となっていますが、その主要因は、海外から日本への証券投資額の増加とみられています。
ちなみに、対外純資産残高の大きな国は以下のようになっています。
1位 日本 325兆70億円
2位 中国 207兆6101億円
3位 ドイツ 192兆2121億円
GDPとは違い、この数値に関しては、今だ、中国に大きく水をあけています。
日本の企業の積極的なM&A、日本の個人投資家の対外証券投資が進むとともに、日本国内への海外からの証券投資が増加している中、全体として対外純資産残高が伸びている現状は、好ましい状況と言えるでしょう。
但し、懸念材料がないわけではありません。
それは日本の経常収支が“赤字”に陥っていくことです。
その場合、日本国内の資金が足りなくなるため、対外純資産に頼らなくてはならず、一気に純資産額が目減りしていくことが考えられるからです。
この“世界一”を何としても守りぬくためには、“財政の健全化”、そして日本の“稼ぐ力”の強化に取り組むしかありません。
24年連続目指して、頑張りましょう!ニッポン
それでは、今週末も穏やかな日々となりますように!
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