妻子ある男性がすきです。お叱りの言葉も覚悟しています。
恋愛・男女関係 恋愛 2012/11/13 04:56職場で出会った妻子ある男性を好きになり、関係を持つようになり3年ほどになります。
彼は私より15才ほど年上で、落ちついた雰囲気に惹かれました。彼を好きになってからは、彼の好みの女性になることしか考えられず、自分を完全に見失っていたと思います。
彼の気持ちが離れることが怖くて、常に顔色を伺い、彼にとっては重荷になっていっていたのではないかと思います。夜1人で寝ることが出来なくなり、病院に行って精神安定剤を服用していました。
今年の4月どうしてもこの状況から抜け出したく、異動の希望を出し、飛行機で2時間程度のところに赴任しました。彼から離れた場所に行って気づいたのですが、彼なしでは洋服も食品も買えないような状況でした。すべてが彼が好きかどうかで選んでいたので、彼がいないところでは、どのように決めればいいかわからなくなってしまっていました。
赴任後も、連絡を断つことができず、1日2通のメールを支えに仕事をしています。すべては、彼に会った時に褒められるために頑張ってるような気がします。
私の両親は、仲が良くなく、大人になったら大好きな旦那さんに、毎日お弁当を作ってお見送りしたいなどと夢だけ描いてしまっていました。
今でも1日2通のメールが届かないと眠れなくなり、彼が私を忘れてしまうことが怖くて、何も手につかなくなります。
赴任後は、ー度だけ会いました。彼を好きです。
自分の趣味を見つけるために、いろんなことにチャレンジしたり、一世一代の決心をして、彼から離れたにも関わらず、何も変化できない自分にうんざりしています。
今の自分に何をすべきかコメントをいただければ幸いです。
彼のご家族の気持ちも考えず、自分勝手な恋愛をしていながら、相談なんてして大変申し訳なく思います。厳しいお言葉は覚悟しています。よろしくお願いします。
すみねこさん ( 東京都 / 女性 / 27歳 )
恋愛依存症におちいっている可能性があるかもしれません
すみねこさん、はじめまして、安希カウンセリング事務所の鈴木安希子と申します。
彼との関係をこのままではいけないと、苦しい思いを断ち切るために、
勇気を持った決断をされたこと、素晴しいと思います。
身を切られるような苦しい思いをされていることが痛いほど、伝わってきます。
失恋の痛手という可能性もあるとは思いますが、
もしかすると、共依存の一種である恋愛依存症におちいっている可能性があるかもしれません。
共依存とは、依存症のひとつです。依存症には、アルコール依存症や薬物依存症、買い物依存症やギャンブル依存症など、多々ありますが、共依存は、人間関係に、依存している状態です。
自分の仕事や人生に大きく影響を与えると思われる人のことで、頭がいっぱいで、つねに心がとらわれてます。深く傷つき苦しいにもかかわらず、心がその人から、離れることができない状態です。
つきあっていても、いつも漠然とした不安をかかえていて、相手からみとめてもらうために、多くの時間とエネルギーを注いでしまいます。
大きな人生の選択を相手にゆだねて、じぶんにとって、満足のいく人生を、じぶんで選べなくなってしまうのです。
その不安の源の多くは、幼い頃の両親との関係の中で、抱き続け、解消されなかった心の痛みや苦しさです。
恋愛依存におちいる方の多くは、両親から受けられなかった愛情を、
知らず知らすのうちに相手に求めてしまいがちです。
そのうち、どんどんのめり込んでしまうのです。
相手にあわせすぎるために、「じぶんがなにを必要としているか」「ほんとうはどうしたいと思っているのか」「どんなふうに感じているのか」など、じぶんの本当の気持ちがわからなくなっています。
それが続くと「相手は、じぶんになにを期待しているのだろう」「どんな行動がほめられるのだろう」「相手に必要とされなければ、じぶんの存在価値はないのだ」などといったことだけを、
ひたすら考えてしまうようになります。
最後には、思いこみが激しくなるあまり、相手との境界線がわからなり、
じぶんを見失ってしまいます。
その苦しさは、単なる失恋とは比べられないくらいの苦しさです。
自分でコントロールしようとしてもコントロールできる状態ではなくなってしまいます。
この状態になると、自分ひとりの力で、苦しい状態を抜け出すことは難しくなります。
補足
共依存に関しましては、手前味噌で、恐縮ではございますが、
私の事務所のホームページにもありますので、ご興味がございましたら
ご覧頂ければと思います。
「身近な人間関係で困っている方へ」:http://www.aki-counsel.com/co-depend.html
もし、恋愛依存におちいっているとお感じでしたら、
ひとりで悩まず、専門家の力を借りることをお勧めします。
まず、眠れない(不眠)や、見捨てられ不安でいてもたってもいられない(焦燥感や過度の不安や恐怖、虚無感)などの精神症状は、医療機関での薬物療法が有効です。
相手に依存したことで、傷ついた心と、見失ってしまった自分を取り戻すためには、
共依存や恋愛依存にくわしいカウンセラーや心理セラピストの力を借りることをお勧めします。
インターネットなどで、検索されて、
すみねこさんのニーズにあいそうなところを探してみるのも良いと思います。
また、同じように、共依存で苦しんだ経験のある人々が互いに話し合いによって、
体験をわかちあい、癒し、気づきを深めて回復をめざす自助グループというものもあります。
共依存の根っこには、アダルトチルドレン(子供の頃に、親からの充分な愛情を感じられず、苦しい生き方になってしまう人々)を抱える人も多いので、アダルトチルドレンの自助グループも役立つかもしれません。
アダルトチルドレンの自助グループ:http://aca-japan.org/
どうしても、見つからない場合は、
私の事務所でも初回は無料で、ご相談を受けさせて頂いておりますので、
よろしかったら、ご利用くださいませ。
安希カウンセリング事務所:http://www.aki-counsel.com/
一日も早く、すみねこさんが、自分らしさを取り戻し、
元気になれる日を心から、お祈り申し上げます。