匿名希望様
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、ご主人のご年齢に関しては問題ありません。
一般的な説明になりますが、申込は60代でも対象となります。
完済時の年齢が決められており、現在の年齢から逆算した年数を借入期間と
するのが一般的です。
多くあるのが80歳完済なので、最長35年の返済期間が対象となるのが
44歳(1年未満切り上げ)まで、それ以降は借入期間が短くなり、月々の
支払額も多きくなり、返済比率の関係もあって融資額は少なくなる等が
出てくる可能性がありますが、年齢的には大丈夫です。

ちなみに、外国籍や派遣勤めを理由に、一切の住宅ローンが利用できない
ということはありません。
永住権をもっている方でしたら、審査も日本人と大きな違いはなかった
と思います。
永住権がない方ですと、頭金を多めにしたり、日本国籍又は永住権のある
配偶者を連帯保証人に立てることで話の進む銀行もあります。
当然、国籍に関係なく審査として、年収、勤続年数、健康状態、担保評価、
年齢(借入時や完済時)、信用情報などはみられますし、本人確認書類
(運転免許証、在留カード、特別永住者証明書)なども必要になります。

なお、審査基準は金融機関によって様々です。
国籍、勤務形態、年収、年齢、過去の借り入れ状況だけでなく、
物件の接道状況や土地の広さ、越境があるかどうか、建蔽率や容積率の
オーバーなど、物件に起因することや、売主の宅建業者がどの会社か
によっても融資がでないといった、買主の信用に無関係なケースで
ローン審査が通らないケースも割とあります。

また、同じ金融機関でも時期や状況によって、審査の厳しさが変わることも
あります。
おそらく売買には金融機関との間で動いてくれる仲介業者もいらっしゃると
思いますので、まずは匿名希望様やご主人様の状況をふまえ、そういった
仲介業者にローン相談などをしてみては如何でしょう。
目ぼしい金融機関との取引きがあるようであれば、申し込む先の担当者などへ
見通しを確認してもらえることもあり、具体的な話も聞けるかもしれません。

どこまで影響があるかは図りかねますが、融資審査が通りやすいと言われる
3月、9月、12月に申し込み時期を見計らってみるなり、審査が厳しいと
言われる4月と10月は避けるなり、また、審査難易度が低いと思われる、
完済時年齢や返済比率を高めに設定している金融機関や、年収・勤続年数の
縛りが甘い金融機関に申し込んでみる等、良い結果となる為に出来ることを
やってみることが大切かと思います。
(審査が通りやすい時期は都市伝説的な話なので信ぴょう性は薄いですが、
念のためです)

不安も多い状況と察しますが、匿名希望様にとって安心とマイホーム購入の
実現に役立つアドバイスとなれば幸いです。

以上、ご参考になりましたでしょうか。
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