藤森 哲也(不動産コンサルタント)- Q&A回答「ローン金額間違えによる値引きについて」 - 専門家プロファイル

藤森 哲也
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?

藤森 哲也

フジモリ テツヤ
( 不動産コンサルタント )
株式会社アドキャスト 代表取締役
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契約した後にローン金額の間違いが発覚

住宅・不動産 住宅・不動産トラブル 2018/04/17 00:26

よろしくお願いします
物件として3900万円の戸建を購入し、契約(土地の所有権も当方に移行済み
)、銀行の借入審査も終わっている状態です
本日銀行側と本契約をしに行くと不動産のセールスとの月々払いと銀行側が提示してきた月々の支払い
額に14000円も差額がありました
原因は不動産のセールスが3900万のローン元本で計算する所を約500万少ないローン元本で計算していたことです
この事が発覚し、当方はローンの本申込はまだしておりません
不動産のセールスは当初から当方と月々払いをメインで話をしていたことを認めており、一方的に計算ミスをしたと100%の過失を認めています
5月に引越しが控えており、諸々の住所変更も済ませ、家財も段ボールに詰め込んでしまってる為引くに引けない状態です
不動産のセールスが提示した月々の支払いで既に契約をしていますので差額の約500万は不動産の過失として値引き請求出来るものでしょうか?

補足

2018/04/17 08:43

補足です
当方素人の為言葉足らずで申し訳ありません
1不動産との本契約済み(土地建物当方所有権)
2手付金100万お支払い済み
3持ち物としては不動産の親会社(契約のタイミング最中に分社化しており仲介手数料は0円での契約になってます)
4当方は1400円プラスになる前の金額だからこそ購入をしています(不動産も認めている)
5印鑑証明、住民票なども住所変更済みなので契約不履行にすることは考えていません
よろしくお願いします

澪パパさん ( 愛知県 / 男性 / 27歳 )

藤森 哲也 専門家

藤森 哲也
不動産コンサルタント

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ローン金額間違えによる値引きについて

2018/05/01 11:57

澪パパ様
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、不動産業者の過失として500万の値引きの可否
については、相手の仕入れ状況や売り上げなどの経営状態、また経営方針による
ところが大きいかと思います。

計算ミスという過失を認めており、その支払額であれば購入をしなかった意向も
知っていると認めているとのことなので、業者側からの解決案の提示も早い段階
であるかと思います。
また、ミスを認めるということは、言った言わないでもめる姿勢でなく、
相場にあった責任を取る姿勢があるとも受け取れます。

その計算ミスに対する責任の取り方として、500万円分の値引きというのは
法律などで強制できることではないと思います。
業者側の仕入れや諸経費もろもろを考えた際、売価3900万のうち500万となると、
相場や市況にもよりますが利益が出ない又はマイナスになる状況が想定できます。
そうなりますと、ミスを認めたうえで契約を解除する方向の提案、新たな住居の
敷金礼金、引っ越し代などの損害賠償として数十万程度を提示してくることも
考えられます。

しかしながら、交渉はしてみなければ希望の条件は得られませんので、
話はしてみるに越したことはありません。
ただし、本来なら飲まなくても良い大幅値引きを持ち掛けているということは
年頭に置いて話の順序や交渉内容は組み立てなければならないと思います。

地域での評判や噂の良し悪し、地場での人間関係が大切なエリアであったり、
かなり良心的な絵経営を心掛けていたり、500万の値引きでもマイナスがない
企画であれば、お願いする振る舞いや心象などにもよるでしょうが、その話が
通る可能性もあります。
今回は解約となっても、良い空気感で貸しのある関係を保てれば、優先的に良い
物件の紹介を受けたり、値引き等でも他にはない特別な優遇をされるかもしれません。
またゼロから探し出すより、そういった不動産会社を抱える優位な状況で次を探すのも
澪パパ様にとっては利益かと思います。

澪パパ様の立場からすれば、納得できないお気持ちも十分理解できますが、
現実としてそこまでの強制が困難である以上、その中で最も利益のある結果に
役立つアドバイスとして頂ければ幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/  藤森哲也

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