藤森 哲也(不動産コンサルタント)- Q&A回答「決済と引渡しのタイミングについて」 - 専門家プロファイル

藤森 哲也
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?

藤森 哲也

フジモリ テツヤ
( 不動産コンサルタント )
株式会社アドキャスト 代表取締役
Q&A回答への評価:
4.5/396件
サービス:6件
Q&A:1,016件
コラム:311件
写真:3件
お気軽にお問い合わせください
03-5773-4111
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

決済、引越しのタイミング

住宅・不動産 不動産売買 2017/11/03 03:07

4軒続きの長屋の一軒分を売って、その資金と自己資金を足して中古住宅を購入します。
長屋は壊して建売住宅をたてるそうです。
中古住宅を買うほうの不動産会社の担当者は決済が終えてから引越し期間として通常1週間の猶予があるといいます。
長屋を売るほうの不動産会社は銀行の融資がある場合は前後の猶予期間はあるが、今回は現金決済なので出来ないだろう。
また、長屋を買う建売業者は買った時点で金利が発生するので猶予期間はみとめられないだろう。といいます。
決済日は同時に決済するので引越しの時間はないだろうから、次の日の引越しなら金利分を計算するのも面倒だから大丈夫だろうともいいます。
どちらの言い分が一般的なのでしょうか?
決済日の次の日には引越ししなくてはいけないのでしょうか?次の週末まで待ってもらえるのでしょうか?

メープルルさん ( 大阪府 / 女性 / 53歳 )

藤森 哲也 専門家

藤森 哲也
不動産コンサルタント

- good

決済と引渡しのタイミングについて

2017/11/03 13:33
( 5 .0)

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、既に契約が締結されている場合、他の回答者様も
おっしゃっています通り契約書に記載がございます。
契約書の書式にもよりますが、「残代金(第●条)」の日付と「引渡日(第●条)」の日付が
同日で明記さてはいませんでしょうか。

稀に、引越しなどスケジュール上の理由から、残代金決済日より後の日付で引渡日が
設定されることもありますが、一般的には、お金の決済と物件の引渡しは同時である
ことがほとんどです。
その為、売る側は決済の数日前には引っ越しをすませ、残置物も無いような状態にして
決済日を向えます。

これを違反すると、状況によっては違約や損害賠償の対象とされる可能性もあるので、
よく確認し注意が必要です。

中古住宅購入側の担当者が話している内容は、そういった融通もなくはないので、
交渉してみる余地の説明か、または出入の激しいこの業界で有りがちな、中途半端な
知識で適当な説明をしていまっている担当者かもしれません。
契約書をみて判断した説明でなければ、若干、無責任さも感じる発言ですので、
あくまで契約書記載の内容が遵守する期限だと思って下さい。


因みにですが、既に締結されている場合でも、「契約条件の変更合意書」などで
決済日と引渡日を変更することも可能です。
但し、お金を払ったのに数日間は引渡されないという状況は、買主にとってリスク
でしかありません。
また、そのタイムラグに関する猶予を承認する他の条項の打ち消しも必要です。
例えば、決済後に引渡さないことが第●条の契約違反には該当しない旨や、
物件の全部または一部が滅失もしくは毀損した時の責任の所在をどうするか、
この間の公租公課、ガス、水道、電気料金ならびに各種負担金等の負担者など、
契約内容全体を熟知している者でないと、後にトラブルにならないような調整が
しきれないこともあります。

それはメープルル様にとってもリスクになりかねませんので、仮に決済日や引渡日の
変更を承諾してくれるようであれば、両方とも1週間延期し、延期した決済日までに
引越しを済ませるというような段取りが良いかと思います。
金利の発生時期も同様に変わりますし、買主は引渡してもらう権利を失ったりする
訳でもなく、タイムラグが生じることもないので細かい微調整も不要です。

単順に、決済日と引渡日が1週間程度後ろに変更になるだけですので、
交渉次第で了承してもらえる可能性は十分にあるかと思います。


冒頭でも少し触れましたが、不動産業界にはまだまだ出入の激しさや経験値のなさ、
人当たりは良くても仕事に関して無知・無責任といったスタッフも見受けられます。
不動産のプロと任せっぱなしにせず、間違った説明や、人によって間逆の説明も多い
という意識も必要です。
原則、メープルル様にある履行責任や権利は契約書内で取決められており、
分からないところがあれば、その売買の仲介や契約書作成者に、どこに明記されて
いるのかも合わせて確認するようにし、できればその説明の録音もしておくと
言った言わないのトラブル防止に尚良いかと思います。
スムーズな引渡し且つ問題などに発展しない取引に、役立つアドバイスとなれば幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/  藤森哲也

評価・お礼

メープルル さん

2017/11/08 03:30

早速のお返事ありがとうございます。
中古住宅の販売の方は決済後、普通は1週間ほど引越しの期間があるんですけれどもね〜と話されていたので、うちは例外なのかと不信に思っていました。とてもすっきりした回答をいただいて安心しました。決済後に数日間でも引越しの時間がもらえるように交渉してみます。
ありがとうございました。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真