藤森 哲也(不動産コンサルタント)- Q&A回答「住宅ローンと資金計画について」 - 専門家プロファイル

藤森 哲也
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?

藤森 哲也

フジモリ テツヤ
( 不動産コンサルタント )
株式会社アドキャスト 代表取締役
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50歳での住宅ローンについて

住宅・不動産 不動産売買 2017/10/29 18:46

初めまして!
主人は47歳、私は32歳、子供が4歳と0歳です。主人の年収は400万、私はパートで100万ぐらいです。
貯金は300万ぐらいですが、もう少し貯めて50歳ぐらいから75歳までの25年ローンの住宅ローンを、考えています。
田舎で、土地はあり、1500万円ぐらいの借入を考えています。
今後、子供が大きくなったら教育資金も増えることですし、住宅ローンは可能でしょうか?
年齢のこともありますし、すぐに住宅ローンを組む方がいいでしょうか?

くっきーママさん ( 高知県 / 女性 / 32歳 )

藤森 哲也 専門家

藤森 哲也
不動産コンサルタント

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住宅ローンと資金計画について

2017/10/31 11:41

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、「将来の夢」や「老後の生活設計」は人それぞれで、
ベストな資金計画も100人いれば100通りあります。
この時点で、借り入れが今すぐか、それとも数年後なのかハッキリとした
判断は出来かねますから、参考に読んで頂けたらと思います。

まず大切なのは「いくら借りられる」ではなく「幾らなら返せていけるか」です。
住宅ローンは借りる金額が大きく返済期間が長いので、金利が0.1%違うだけで
も返済額が100万円単位で変わってくる場合があります。
逆を言えば、数ある金融機関から自分に合った商品やキャンペーンを比較したり、
仲介業者などに有利な条件で借りる交渉を行ってもらうことで、
同じ売買金額の物件の購入でも、月に数万、総支払額で数百万お得に購入している方もいます。
この金融機関・商品選び、金利交渉なども大切になってきます。

その為に、購入前にやっておくべきことが2つあります。
一つは、不動産を熟知し、仕事にも責任を持って取り組んでいるような、
信頼のおける業者、良き相談相手を見つけること。
もう一つは、ライフプランの作成を行い、返済期間に起こる収支のバランスの
変動をしっかり把握することです。

土地があるのは強みで、建築費用分だけのローンは確かに返済が楽かと思います。
しかし、10年後、15年後はお子様の進学などで教育費が支出として大きくなる
状況が想定できます。
その進学が公立か私立か、高校までか大学までか、それらの方向性と必要な
費用は人によって当然違ってきますので、くっきーママ様ご家族としてのご意向、
方向性、必要な学費を、ある程度事前に考えておくことが大切です。

また20年後お子様が独立し、くっきーママ様が老後の生活をどう過ごしたいかも、
合わせて考えておくことが大切と思います。
老後を迎えてから老後資金は作れませんから、ライフプランではお子様の教育費
だけでなく、ご自身たちの計画も是非見て下さい。


また、支出が大きくなる時期やイベントと、定年等で収入が減少する時期が
重なるタイミングにも十分な注意が必要となります。

数年後に、そういった厳しい時期でも返済していけるのか、貯蓄はどの程度しているか、
その貯蓄で支出と収入のバランスが厳しくなる時期を賄えるか、しっかりとライフプラン
にして見てみると、今なら返済可能な額でも、数年後には厳しいという状況が明らかになる
ことが多々あります。
数年後、現実となったときに気付いても修正は困難かもしれませんが、事前に分れば
その時期を乗り切る方法や計画変更を模索することができます。


希望通りのメーカーや理想の住宅が決まっても、予算よりも高くなることは
良くあることです。
建築費用が1500万で考えていても、これから住む家、子供の代にも継ぐ家と
考えた時、メーカーの営業が紹介する標準規格より良い仕様のものを採用したく
なるのが人情です。
注文住宅の場合、大概は想定予算より高くなると言っていいかもしれません。
無理して購入したことが後のローン破綻へとなっては意味がありませんから、
そういった購入時の買主心理と、ご自身の資金計画の限度を理解するために
ライフプランをお勧めします。


尚、住宅ローン利用について不安を煽るようなお話もあったかもしれませんが、
住宅ローンを利用する際、ほとんどの方は団体信用保険という保険に加入します。
この保険に加入することによって、もし万が一のことがあったとしても、
住宅ローンは団体信用生命保険が肩代わりしてくれることになります。
ご家族にローンや家賃の無い住まいを残せたり、売却することで現金化できる
資産を残せることは、団体信用保険付きローンの経済的なメリットと言えます。

・現在の自分の状況や、将来起こりうる問題点を把握し、解決していくためのライフプラン作成を行う。

・マイホーム購入(団信加入)を機に、無駄な保険料を払い続けない為の保険の見直しを行う。

・金利上昇時の返済計画や繰り上げ返済の効果的なタイミングなどを
明確にするためのローンシュミレーションを行う。また、支払額が予算内で
収まる借り入れ条件を選んだり交渉する。


これらを行ってから判断することで、間違いの少ない判断、
無理のない希望物件の購入・ローンの支払い、
現実的な将来像を計画することができると思います。


同じ物件の売買でも、金利や資金計画、契約条件一つで、それらが及ぼす利益や
リスクはまったく違ったものになります。
購入後、こんなつもりではなかったとならないよう、くっきーママ様にとって
ベストなマイホーム購入に役立つアドバイスとなれば幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/  藤森哲也

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