阿部 マリ
アベ マリグループ
判例情報 - 離婚 のコラム一覧
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長期の別居
長期の別居を離婚理由にされる方は多いのですが、この長期が人それぞれで数ヶ月でも長期という人もいれば十数年の人もいます。 では、判例ではどのようになっているのでしょうか。 裁判例では別居に至る原因によるようです。 離婚請求される側の有責性が高い場合には別居が短くても認容される傾向があり、 離婚請求する側の有責性が高い場合には別居が長くても認容されない傾向にあります。 ●離婚請求...(続きを読む)
別居期間が1年余りの夫婦
家裁月報第62巻第4号 離婚請求控訴事件 大阪高 平21.5.26(判) 【別居期間が1年余りの夫婦について婚姻を継続し難い重大な事由があるとされた事例】 控訴人(夫)は、被控訴人(妻)と約18年にわたり大きな波風の立たないまま婚姻生活を送ってきていたが、80歳に達して病気がちとなった控訴人がかつてのような生活力を失って生活費を減じたのと時期を合わせるごとく、被控訴人が、日常生活の上...(続きを読む)
同居を求める審判
大阪高 平21.8.13(決) 【別居中の夫に対する妻からの同居申立てを認容した原審判を取り消して申立てを却下した事例】 続きは、 同居を命じる審判 へ(続きを読む)
訴訟上の和解が無効?
離婚請求事件、同反訴請求事件 東京家 平20.4.23(判) 【訴訟上の和解が無効であるとしてされた期日指定の申立てに対し、訴訟終了宣言をした事例】 続きは 離婚の判例:訴訟上の和解が無効? へ(続きを読む)
うつ病の妻に対する離婚請求
離婚請求控訴事件、同反訴請求事件 名古屋高 平成20.4.8(判) 【別居から3年3か月の夫婦につき、妻のうつ病が治癒し、あるいは妻の病状についての夫の理解が深まれば婚姻関係は改善することも期待でき、いまだ破綻しているとまではいえないとして、夫の請求を認容した原判決を取り消し、請求を棄却した事例】 続きは (うつ病)うつ病の妻に対する離婚請求 へ(続きを読む)
(暴言・モラハラ) 暴言、家庭内別居などの離婚請求
妻の暴言、家庭内別居、母への虐待などを理由とする夫からの離婚請求が認められた事例 《裁判所の判断》 婚姻関係調整事件として調停がされた以上、その内容が財産隠匿問題に終始したとしても調停前置の要請を充たしているといえる。 民法770条1項5号の規定により(夫)の離婚請求には理由があるから認容する。 (横浜地判昭59・2・24判夕528・290) 続き...(続きを読む)
(借金)妻の多額の借金などを理由とする離婚請求
婚姻関係は既に破綻していること、夫と他の女性との男女関係は破綻後の不貞行為であり、婚姻関係の破綻の原因となったものではなく、有責配偶者に当たらないとして妻の多額の借金などを理由とする夫からの離婚請求が認められた事例 (東京地判平15・7・4(平13(夕)770)) 続きは (借金)妻の多額の借金などを理由とする離婚請求 へ(続きを読む)
(虐待・モラハラ)女性問題のあった夫からの離婚請求
別居後、女性関係のあった夫からの離婚請求について、妻の夫の仕事に対する無理解、異常・冷酷とも言うべき虐待によって別居の頃までに婚姻関係が破綻したとして、請求を棄却した原判決が取り消され、夫の離婚請求が認められた事例 (東京高判昭58・8・4判時1091・89) 続きは (妻からの虐待・モラハラ)別居後女性問題のあった夫からの離婚請求 へ(続きを読む)
移送決定に対する抗告事件
東京高裁 H17.12.9(決) 【未成年者を伴って一方的に別居した妻が申し立てた自己の住所地への離婚訴訟の移送の適否】 夫婦の住所地を管轄する裁判所に申し立てられた離婚調停手続き中に未成年者を連れて一方的に別居した妻が別居の3ヵ月後に夫が同裁判所に提起した離婚訴訟を自己及び未成年者の住所地を管轄する裁判所に移送することを求めた事案において、未成年者の居所は現在の妻の住所地にあ...(続きを読む)
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