対象:ITコンサルティング
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お世話になります。
既存のシステムを統一して新たにシステムを構築する場合、EAIはソフト間の連携をするみたいですが、ERPとはどのように違うのでしょうか。関係会社には小さな会社もあるのでERPの導入は高くつくし、本当に使えるかどうか心配です。
EAIソフトは既存のソフトを活かすことができると思いますが、カスタマイズするのにコストがERP以上にかからないようにしたいのですが、EAIはERPの代替でいかすことが可能でしょうか。
でんきくらげさん ( 東京都 / 男性 / 45歳 )
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導入コスト以外の検討状況はいかがでしょうか。
今回の御質問は主に導入コストに着目されておりますが、導入コスト以外での検討状況はいかがでしょうか。
システム統合の目的はなんでしょう。既存資産の保守の期限や保守料等はどうでしょうか。既存システムの不具合やユーザの不満はないでしょうか。業務のBPRや、マスタ統合の必要性はありますでしょうか。対象はビジネスプロセスが頻繁に変更になるような業務でしょうか。今後の接続先が増える等拡張性はどのように考えているでしょうか。流通するデータ量はどれくらいでしょうか。システムのパフォーマンスや可用性等の問題はないでしょうか。グローバルでの統合等含まれるでしょうか。利用者のITにリテラシー、新しいシステムへ変更することへの心理的な抵抗等は大きそうでしょうか。
EAIで既存システムを接続する場合、基本的に、開発期間も短く、導入コストを少なくすむことが多いと思いますので、既存システムについて、機能、パフォーマンス、保守費用等特に問題がなく、今後も利用し続けたい場合は有効な手段になると思います。
また最近はEAIは、BPMパッケージと呼ばれることが多く、業務プロセスの見直し等も同時に行うことでより効果が発揮できるでしょう。
以前はUnix環境で構築・運用するBPMパッケージがほとんどですが、最近は廉価でMSベース構築・運用するBPMパッケージもありますので、より安く、早く、ビジネスプロセスの変化に対応したい場合は非常によい手段になると思います。
一方上記のような様々な観点で検討した結果、既存のシステムの利用に限界が来ている場合は、新たにシステム再構築を検討するのも方法だと思います。
いずれにしろ、導入コスト以外の項目の検討結果も合わせて、貴社あるいは貴社グループの全体システムの統合方針を検討されることをお勧めします。また、ベンダ中立のコンサルタント等を利用し、ベンダの提案を客観的に比較評価することも、よりより結果につながるでしょう。
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谷口 浩一
Webプロデューサー
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多くの場合、EAI導入でコストを抑えられます でも、
ERPは、基幹系業務を統合処理するパッケージ製品です。
財務・会計システムを中心に、生産、流通、販売、調達、人事 etc など各業務システムをコンポーネント化し、各業務を横断的に管理し経営効率を向上させるのがその導入目的です。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
経営のスピード化や変化への素早い対応が強く求められるようになり、主に規模の大きな企業での導入が進んできたERPですが、中堅・中小規模向けの製品もたくさんリリースされ、ASP/SaaS形態での提供も始まったようで、ERP導入も容易になってきましたね。
「ERP選択のポイント」なんて情報もあるので参考にしてみてください。
それに対し、EAIは、でんきくらげさんの言われる通り、既存のシステムや新旧の異なるシステムを連携/統合するための製品です。
社内で稼働する基幹業務系の各業務システムを、ERPパッケージ製品に一気に総取っ替えできるのであれば、それにこしたことはありませんが、企業内で稼働するシステムには、コストも含めさまざまな理由で移行できないことがあるものです。
取引先と連携したシステムなど、社内だけでは解決できないケースもあります。
そんな、多くの企業が抱える問題を解決できるのがEAI導入のメリットですね。
取引先システム、CRM、SCM、自社開発システムなど、独自仕様の各業務システムをハブシステムに統合してデータフォーマットの違いを吸収させ、メッセージ交換可能にすることで、既存システムを連携/統合します。
多くの場合、時間やコストを抑えることができます。
ただし、さきほども書いたように、ERP製品は低価格化していますし、貴社の規模、業務にフィットし、より多くの要望を満たすのがERPなのかEAIなのか、十分に比較検討してください。
ご参考になれば幸いです。
成功するWeb戦略とホームページ制作のチームデルタ
谷口浩一
(現在のポイント:-pt)
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