家の持分比率と住宅ローンについて

まるさん さま

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、

「夫婦の収入合算(連帯債務)」とありますが、収入合算と連帯債務は似て非なるものですので、まるさんがどちらでローンを借りられたかによって、対応が変わってきてしまいます。
(民間の金融機関と、フラットでも対応が違ってきてしまいますので、どちらの金融機関で借りられたかによっても変わってきます)

不動産の名義は所得取得にかかる費用の出資割合によって変わってきてしまいます、
通常の民間の金融機関で借りられた場合

・収入合算で借りられて住宅ローンの名義がご主人様単独の場合、
ローン分の取得費用はご主人様の持ち分になります。

・連帯債務で借りられた場合、
それぞれ金融機関から融資を受けた分が持ち分の割合になります。

不動産の持ち分には、他にも自己資金の提供割合なども絡んできますので、今一度、住宅ローンの本申込書または金銭消費貸借契約書をご確認されて出資割合を確認されてください。

尚、住宅ローン控除は住宅ローンの名義と不動産の持ち分等が絡んできますので、詳しいことは税理士もしくは所轄の税務署等にご確認されてください。



以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也

まるさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『このような場合は、どのように持ち分を設定したらよいのでしょうか。』につきまして、通常持ち分割合を決定する場合、各々の出資割合により決定することになります。

例えば、物件価格2,500万円のうち、奥様が頭金として1,000万円を出資して、残りをご主人様が住宅ローンを組む場合、
・ご主人様15/25
・奥様10/25
となります。

今回の場合は収入合算となりますので、融資先の金融機関に対することも含めて、ローン審査時点での各々の年収をベースに決定することになります。

よって、2,500万円に占める各々の年収を出資割合に応じて振り分けることになります。

尚、住宅ローン控除につきましては、所得税額控除となりますので、課税所得税額から控除される制度となりますので、この点に関しては、特に税金に関してファイナンシャル・プランナーは専門外となりますし、具体的なアドバイスは税理士法で禁止されています。

よって、住宅ローン控除分につきましては、税理士さんか所轄の税務署で確認してください。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです、
リアルビジョン 渡辺行雄