対象:ペットの医療・健康
うちには、17歳8ヶ月になる猫が二匹います。
オスとメスで兄妹です。オスの方は、今から10年前にFIVと診断されました。が、その後、何もなく、至って元気に生活しています。
その当時、同居していたメスにはまだFIV感染していませんでした。獣医師より別居を進められたのですが、諸事情により別居は難しくそのまま同居しています。
問題はそのメスの方なんです。去年の今頃、失明しました。
獣医師の診断によれば、血圧が高く、急激に血圧が上がったことにより視神経周辺の毛細血管が破裂して失明に至った。
との事で、その当時から現在まで何度か血圧測定しましたが
だいたい、上が230くらいです。それからずっと血圧抑制の「ディオバン」という薬を飲ませています。そして猫特有の腎臓機能も低下していると言われました。
11/27、口を痛がり食事をとりずらそうにしていたので診察を受けたら、犬歯がある歯茎から出血しており、他に歯石が固まっているところからも出血していました。
歯茎に薬を塗ってもらい、この日から抗生物質を飲ませています。下の犬歯が2本、上奥歯が2本、それ以外は抜けており、残っているところ全部に歯石が固まっています。薬を飲ませてもう4日目ですが、変わらずご飯を食べてくれません。27日に体重測定をしたら、2.6KGでした。これ以上体重を落とすと危険だと言われたため油でいためた鶏肉とごはんと鰹節を潰して混ぜて団子状にして無理矢理口に入れ食べさせました。お水は結構飲んでます。
でも、恐らく2.6KGから更に体重が減ったのか力もなく、よたよたと歩いています。
今日はかかりつけの動物病院は休診日です。
明日は仕事なので、病院に連れて行けるのが夕方になってしまいます。
なるべく早めに受診した方がいいのですよね??
桃りんさん ( 宮崎県 / 女性 / 34歳 )
回答:2件
老猫
回答が遅くなりまして申し訳ありません。
老猫の高血圧症は珍しい症状ではありません。 ですが桃りんさんのネコちゃんがどういう理由で高血圧という症状を起こしているのかを突き止める必要があります。 老猫の高血圧を示す疾患の中で、よく見られるのに、甲状腺機能亢進症があります。 これは血液中の甲状腺ホルモンを何度か測って頂くと判定できます。
老猫のは腎不全を抱えてしまいますので、末期には脱水を予防するために、毎日の輸液療法が必要になります。動物病院でするケースと、在宅で飼い主の方が輸液する方法があります。
腎不全が進みますと、FIVでなくても、口腔の細菌に粘膜が負けて、大きな潰瘍を作ることがあって、その痛さのために食餌ができなくなることもありますので、毎日の口腔のケアはとても大事になってきます。 当院では、老猫でも、いろいろ工夫して、完全に歯石を取っています。それがまず、第一です。歯石を残したまま、抗生剤、消炎剤を投与しても、すぐ悪くなってしまいます。
輸液の件、歯石の件、掛かり付けの先生とご相談下さい。
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RE:老猫が食事をとりません
話を伺うと歯がかなり悪く治療が必要な状態ですので抜歯しましょう。抜歯には痛みを伴うことから安全を考え麻酔下で行う必要があります。今回の場合は高齢ですので手術の前に詳しい血液検査を行ったうえで手術となります。ただし食欲が落ちかつ腎機能も低下しているとのことですので手術の危険を軽減する意味でも点滴の治療を行い状態が安定してから抜歯を行いましょう。全ての歯を抜いても食事は問題なく行えます。
また血圧を下げる薬を飲んでいるのでその効果が見られるか血圧を再度調べる必要があります。効果が無いのであれば薬を変更します。また慢性腎不全の患者に貧血はよくみられます。貧血があれば赤血球を作ることを促す薬や輸血で治療します。
次に歯肉炎の原因として単純に歯石による虫歯と歯肉炎が悪化したことによるものなのか他の病気が関与しているのかを調べる必要があります。
虫歯が原因であれば問題となる歯を抜歯することで症状は改善します。
同居の子がFIVに感染しているとのことですので食欲不振の子にも感染している可能性は高いでしょう。FIVを発症した場合、口内炎や歯肉炎が併発して痛みのため食欲不振となるのは一般的な症状です。FIVが原因であれば完治は望めず症状を和らげる治療が主体となります。抗ウィルス薬としてインターフェロンを注射及び飲み薬で与える、炎症を抑える薬を投与することでFIVの治療を行います。炎症が落ち着けば食欲がでてくることが多いですが徐々に症状は重くなっていきます。
いずれにしても早期にかかりつけの動物病院で診察をうけ獣医師と相談のうえ継続して治療していく必要があります。
(現在のポイント:-pt)
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