手作り広告をやめ高級感を出すため、印刷を外注したい

このようなケースの場合は、3つの流れが考えられます。
ひとつめは、印刷会社に発注し、そこで広告デザインの制作から印刷までを一括して依頼する方法です。印刷会社によっては、デザインの制作部門を持っていないところもありますが、外注で対応してくれる場合も多いです。
もうひとつは、デザインの制作会社に発注し、そこで広告デザインの制作から印刷までを依頼する方法です。デザインの制作会社では印刷物の受注を行っていないところもありますが、親しくしている印刷会社を紹介してくれ、印刷管理まで面倒見てくれることが多いです。
最後の方法は、広告代理店に発注する方法ですが、今回のケースだと、大手では費用効率が悪すぎますので、中小の広告代理店を探すのがいいでしょう。
料金的には、一概には言えませんが、印刷会社に発注する場合と、デザイン会社に発注する場合が同じくらいで、広告代理店に発注する場合は前二者よりは高くなると思われます。
印刷会社に発注するメリットは、一括依頼ができる割にはコスト面でのトータルバランスが良いことです。デザインの制作会社に発注するメリットは、デザイン面での密度の濃い打合せや対応が期待できることです。また、印刷だけでなくWebを含めた広告のアドバイザーとして親身になってくれるところもあります。広告代理店に発注するメリットは、今後、新聞広告や折り込みなどの展開を行う場合にスムーズな流れになることです。

今回のご相談案件は、
「高級商材」の販促ツールの制作、です。

卸で高級商材、ということは、印刷部数もそんなに多くないと予想します。
しかし、高単価/高級感、を維持するためには、印刷の仕様に手は抜けません。
つまり、1部あたりの印刷コストが、もっとも高くなるケースです。
まず、この前提条件を受容しなければなりません。

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まずは、デザイナーに頼んで、
「コスト度外視」で、いちど高級ツールの提案をしてもらうのが良いかと思います。

コストや予算制限を付ける/伝えると、その中で実現できる仕様しか提案されません。
その場合は、仕上がりの印刷仕様が凝った意匠設計にならないため、
わざわざデザイナーに頼む意味が薄れてしまいます。

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デザイナーから出てきた「自由な仕様」(紙・色数・特殊印刷…)などを、
「印刷のための、意匠設計指示書」として、創ってもらうのが良いでしょう。

その設計指示書を、イロイロな印刷会社に観せてみてください。
その中から、最も反応の良かった会社が、良い印刷会社です。

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発注する印刷会社を決めたら、もういちどデザイナーに連絡してください。

自分の指示/作品が守られているかどうか、
仕上がりの過程や、見本などのチェックを、専門的に監修してくれるはずです。

上記の流れで発注をしていただくのが、
おそらく、
もっとも「クリエイティブの質がワガママ」で、「印刷の質が高い」状態になるはず、です。

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「高級商材」の販促、ですので、上記のような流れが、本来の目的を守ります。
高級パンフレットは、印刷仕様が大きく印象を変えます。

デザインで紙面をどれだけ豪勢に造り込んでみても、
紙を普通のコート紙などの通常仕様そのままで刷ってしまうと、
「…アレ??1部あたりは高かったのに、意外と普通…。」という不満になりがちなケースです。
参考になれば良いのですが…。