土地の用途について

工業地域になっている場合は「工場等の利便性を図る地域」が主になっています。
ですので、現状では、住宅やアパートが多いかも知れませんが、となりに工場が
建つ可能性もあるのが工業地域です。

それ以外は特に不都合は無いと思いますよ。
参考になれば幸いです。

八納啓造 拝

工業用地というのは、基準法の用途地域の区分での「工業地域」ということでしょうか?
「工業専用地域」なら住宅は建てられませんが、廻りにふつうの住宅やアパートが建っているとのことですから、「工業地域」なのだと思いますが、東京で言えば下町の住居兼町工場といった雰囲気の所ということになりますか。
「工業地域」は住居はぎりぎり認められている地域ですが、病院とか学校などは認められていない地域ですから、子供さんを育てる環境としてはあまり適しているとは言えないかもしれません。
今は良くても、将来的に隣に工場ができて騒音に悩まされる可能性もありますし、あえて求めるべき住環境ではないように思いますが、もし、その土地にお住みになるなら、その辺の事を踏まえて御決断されます様。

パルティータ建築工房の森岡です。

建築基準法では、地域を住居系、商業系、工業系の用途地域に分類しています。
工業系は、準工業地域、工業地域、工業専用地域の3つの用途地域がありますが、工業専用地域は名のとおり、住宅を建てることができません。

従って、候補地の「工業用地」の用途地域は、準工業地域か工業地域のどちらかです。

工業地域の方がより工業専用に近く、学校や病院は建てられず、工場の中でも「危険性が大きい又は著しく環境悪化のおそれのあるもの」も建てられる地域です。

準工業地域はそれよりは軽度となりますが、規模が小さければ危険性、環境悪化おそれの工場も可能な地域で、現在は周辺になくても、将来、隣に建ってもおかしくありません。

予算あっての判断と思いますが、住宅用地としてはいかがなものかと考えます。

参考にしていただけたら幸です。