対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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概略のお答えです
ツネ 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投機マネーが行った先は、各ファンドに投資した相手、借り入れていた金融機関や投資家です。
ご質問を説明するには滝に渡りますので概要の一部をお伝えします。
原油等の急激な値上がりは、規模が小さな商品市場に機関投資家やヘッジファンドなどの資金が流れ込んだことが一因です。これらの投資資金は、「資本として得たお金」のほかに、レバレッジを効かせるための資金借入です。。
(元々の資金)+(投資を勧誘して広く投資家から集めたお金)+(借入金)という構成になります。⇒損失を出しながら、借入金を返し、投資家から得た資金を返している状況です。
返せなければ大きな負債を抱えながらの倒産です。
今回のサブプライムローンの問題発生により金融機関の損失(保有する証券の時価が急減し、損失を計上)が大きいため、自己の資本を増強する必要から、ファンドに出した資金を回収、または、期限の来た貸付金の借り換えを認めないという行動に入りました。その為、買い入れ金の返済からファンドなどが資金不足になり、その資金不足を補うため売れるものから売却したため、投資した市場からお金を回収しています。
俣、価格が下がるにつれて、機関投資家も個人投資家も損失が出始めましたから、損失覚悟でファンドを解約し資金を回収し始め、ここでも資金ショートが発生しています。
現在金融機関間で疑心暗鬼から信用供与が行われないため(貸し手の居ない状態)、世界的に信用(現金以外のお金)が縮小したため、お金が足りない状態です。お金が少なくなればものの価格は下がります。このように悪循環の連続で、お金がなくなっています。
金価格があまり下がらないのは、金が現物のお金(どこでも現金に変えられます)として使用できるため、安全なお金として購入する人たち(投資家)が居るため、価格が維持されています。
以上、参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
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