対象:投資相談
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不利な債券を持ち続けないでしょう。
はじめまして、FPの岩川です。
債券の仕組をご説明します。
後藤と申します様が、
仮に100万で購入した、3%の米国債を保有しています。
(10年で30万の利息受取り、満期に100万が返還されます。)
5年後金利が上昇し、
新しく発行される10年米国債の金利は6%になりました。
(新しい国債は、5年30万、10年60万の利息が受取れます。)
このような場合、後藤と申します様は、
100万で購入した債券を90万で安く売ってでも、新しい6%の米国債を買った方が得をしますよね。
金融市場では、不利な投資先から、有利と思われる投資先にお金が移動し、即座に価格が変動します。(収益が見合うように自然に取引が増え調整されます)
つまり、金利の変動によって、不利な債券が売られ、有利な債券が買われます。
債券ファンドは、このような債券市場の価格変動により、評価が減れば、基準価額も値下がりすることになります。
ただ、債券ファンドが短期的に変動する場合は、金利より為替に影響することが多いと思います。
類似の質問があります。
参考にしてください。
http://www.toushinmkt.com/bbs/bbs.cgi?mode=detail&no=19&num=
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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ファンドの仕組みが回答になると思います
後藤と申します様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
ご指摘とおり、もし後藤と申します様お一人が今から投資をはじめるのであれば、3%の債券を券面額で購入して満期まで保有しておけば3%の利回りです。
しかし、投信となると投資家がたくさんいます。債券の満期までの期間が1年になったとき、投資家がもう一人増えたとします。そうすると債券を購入なければならない。逆の時には、売却しなければならない。売買はそのときの時価で行いますから価格の変動要因になります。
また、満期までの期間が5年の債券と1年の債券では金利が違います。いつも同じ金利を提供するためには満期までの期間を一定に保つように努力する必要があります。放置しておけば、満期までの期間は短くなるのでやはり売買が必要になります。これも価格の変動要因です。
さらに、アクティブ運用を採用している債券ファンドでは、満期までの期間を調整してリスクを調整しています。満期までの期間が長い=期待利回りが高い=リスクが高いという図式が成り立ちますから、市場環境のリスクに応じて満期までの期間を調整する。そのために組み入れる債券の売買が必要になります。
回答専門家
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記事制作に関するご相談
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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債券も取引されていますので・・
はじめまして、後藤と申しますさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
債券は発行元からの新規発売のものは、価額も決まっているのですが、債券も市場で売買されています。この流通されている債券を買っているので、日々の基準価額は変わってきますね。
額面に対しての利率は、約束されていますので一定ですが、債券が流通する事によって価額が変わり、実質利回りが変わってきます。
これが株式と債券の動きが相対になる理由です。
投資家は同じ利率なら、安全に保障されている方に行きますよね。
しかし、利率が下がってきたら多少リスクがあってもリターンを狙っていきます。
景気が悪くなれば、株などに投資していてもリターンが期待できなくなり、リスクの少ない債券に買いが集まります。
すると債券の価額が上がり、実質の利率が下がってしまいます。
ある程度利率が下がると、多少でも利率の良いものへ移っていきますので、債券価額が下がり株価が上がってくるのです。
投資信託では、そういった流通されている債券も含まれていますので、日々の債券の価格によって基準価額は変わります。
ですので投信ではなく、直接債券を購入して償還まで保有すれば、後藤と申しますさんの思われるようになります。
恩田 雅之
ファイナンシャルプランナー
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基準価格が変動する理由
後藤と申します さん
こんにちは、FPの恩田と申します。
債券は償還まで保有していれば額面金額で償還されますが、償還前は市場で取引されていて債券価格は変動しています。
債券価格を変動させる要因としては金利の上昇、下降があります。
金利の上昇下降の要因はその国の経済状況によります。一般的に経済状況(景気)が良くなってくると金利を上がて経済の過熱感を鎮めます。経済状況(景気)が悪くなってくると金利を下げることにより経済を下支えします。
また、景気の動向により債券から株、株から債券と資金が流れます、需要と供給によっても債券価格が変動します。その他に投資した国の信用度に変化することによっても債券価格は変化します。
投資信託では、償還までの期限、利払い日、国、企業などに分散して投資をします、これは収益を安定させ定期的に分配金を出すようするための工夫です。
また、利回りを上げるために格付けの低い債権に積極的に投資する投資信託もあります。
このような投資信託は、米国債に比べて価格変動が大きくなります。
運用利回りを上げるためにリスクをとるので、日々の基準価格は変動しています。
(現在のポイント:-pt)
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