対象:インテリアコーディネート
家を建てることになり、いよいよ内装を細かく決めていくことになりました。
そこで、内装の壁のサンプルをいただいたのですが、サンゲツのもので「吸放湿」「珪藻土」「通気性」「フィルム汚れ防止」などがあり、特にフィルム汚れ防止は、こどものことも考えるとお手入れし易そうで気に入ったのですが、、、ビニールのツルっとした素材なので部屋に熱がこもったり湿気がこもって結露になるのではと心配で、なかなか決めることができません。どのようなものが長い目で見て良いのか知りたく相談させてもらいました。
また、天井・壁ともオフホワイトで考えているのですが、色についてもアドバイスあればどうぞ宜しくお願い致します。
家は、集合住宅なので、家と家との間隔も狭いです。どうかアドバイスよろしくお願い致します。
ちけさん ( 京都府 / 女性 / 31歳 )
回答:3件
壁紙いろいろ。
ちけ様
はじめまして、インセンス斉藤と申します。
新築、楽しみですね。最近はいろいろな壁紙があるので選ぶのも楽しくも迷うものですね。
壁紙は機能を持ったものが多くなっています、調湿や通気ということで考えると珪藻土などの塗り壁はそういった機能を持っています。簡単にそういった機能を活かせるようにしたのが壁紙ですが、塗り壁の厚みと比べると壁紙は薄いものです。一般的に性能は厚みと比例する部分もあり、INAXのエコカラットなどは厚みがある分塗り壁より効果があるとも言われています。
汚れ防止のものは、表面にコーティング処理などで汚れを落としやすくなっていると思います。どこまでの機能を求めるかによって選択は違ってきますが、一般的なビニールクロスでも手垢くらいの汚れは、固く絞った雑巾や中性洗剤を薄めて拭けば落ちるものも多いです。(表面の凹凸などにもよりますが。)
内装仕上げ材は、時間の経過と共に汚れたり傷んでくるものです。機能も選択肢の一つですが、見た感じや触れた感じも含めて考えてみることも大切なことだと思います。
色については、他のいろいろなものとの関係もありますが、オフホワイトかもう少し色のついたライトベージュ位のものも落ち着いた感じになります。大きなサンプルやマンションのモデルルームなどで床の色を含めてたくさん見て検討されては如何ですか。
思いつくまま書かせていただきましたが、何か参考になることあれば幸いです。
評価・お礼

ちけさん
斉藤様
回答本当にありがとうございました。
とてもわかりやすく、回答してくださった事全てが本当に為になりました。
色についても、明るくすればするほど部屋が広く明るく見えるのではと考えていましたが、落ち着きがなくなることなど、まだまだ考え直すことが多いです。
これから、実際にショールームにも行ってみようと思います。本当にありがとうございました。
回答専門家

- 斉藤 克雄
- (東京都 / インテリアデザイナー)
- インセンス 代表
インテリアコーディネーターって・・・何する人?
暮らし方は十人十色…あなたの暮らしに合った提案をするのが、インテリアコーディネーターの仕事です。これまで約400組のお客様とお会いし、それぞれに合ったご提案を行ってます。あなたの「暮らし」のいろいろ、どうぞお気軽にご相談ください。
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山本 武司
リフォームコーディネーター
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経年劣化を受け入れ維持していきます
「ちけ」さんがお感じのまま、進められて良いと思います。
素晴らしいお気付きです。
フィルム汚れ防止は「ツル・テカ感」があります。
部分使用ならともかく全体となるとインテリア的に辛いものがありますね。
子供部屋の壁などには、最適でしょう。
オフホワイトは存在感が少なく大きな面積を占める壁紙には
ベーシックでシンプルなご判断と思います。
内装だけでなく建物やインテリアには経年劣化がいずれ訪れます。
また気密性が高すぎると「汚れ」の前に「剥がれ」と言う経年劣化の現象も起こります。
そこで
経年に応じてメンテナンスは必要となります。
クロス(壁紙)は比較的経年劣化を簡単に更新できる素材でもあります。
これからいよいよ「わくわく」も高まります。
少しずつ現場を覗かれて「実感」を高めてください。
ご参考になりましたでしょうか?
評価・お礼

ちけさん
山本様
回答本当にありがとうございました。
小さなサンプルでみるものでは、なかなか想像がつかず、やはりフィルム汚れ防止の素材を全体に使用するとツル・テカ感が気になるので考え直そうと思います。経年劣化を簡単に更新できる素材であれば、やはり汚れ防止よりも素材や好みの色があるものを選んでいこうと思います。
本当にありがとうございました。

志田 茂
建築家
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換気のことも考えてみましょう
志田茂建築設計事務所 志田と申します。
私のところでよく使うクロスは、東リの環境壁紙 というものです。珪藻土、竹炭、ケナフ などを混ぜ込んだクロスがあります。(どのメーカーでも同じようなものはあると思います。)ビニールクロスのようなツルツル感はないので、汚れに対してご期待にそえるものではないかもしれません。
カタログでは吸湿性などうたっていますが、過大に評価しないほうがよいと思います。ただ、少なくてもビニールクロスのような「いやな臭い」もなく、ビニールクロスよりは多少の吸湿性があるから「よし」と思っています。ツルツルでよごれもつかないようなものの中で暮らすのは、ましてお子さんの部屋ならば、よくない と、私は考えます。
結露の問題は、換気や空気の流れがあるかが問題です。壁を作らない事が一番ですが、そうゆうわけにもいかないでしょうから、天井いっぱいの高さの引き戸にするか、ドアの場合なら、ドアの上部を換気用に開けられるようにするなど、考えてみてください。
床が濃い色を使っても、壁天井が、オフホワイトというのは落ち着いた部屋になります。
サンプル帳を見て「ちょっと濃いかな」と思っても、実際はかなり明るく感じます。
サンプルの切れ端を持って、気になるお店に行って、どれと近い色かどうか確認してみるのもいいかもしれません。
考えるより行動する事です!
評価・お礼

ちけさん
志田様
丁寧な回答本当にありがとうございました。
志田様の回答を見て、汚れ防止よりも体に良い素材のものを選ぼうと思い直しました。ほとんど壁紙に囲まれて生活することを考えると、やはり素材の良い珪藻土等を見直してみようと思います。色についてもとても参考になりました。志田様のおっしゃるように「考えるよりも行動!」でさっそくいろいろな壁を見に行こうと思います。本当にありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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