対象:ペットの医療・健康
15歳のパグ犬を飼っています。
以前にも出血が止まらないという質問をさせていただきました。手に床ずれができ運動量も減り、身体の筋肉もだいぶ落ちましたが食欲はあります。今月に入って2度ほど餌が喉につまり窒息しそうになりました。
硬直したまま倒れてしまったのです。
指でかき出して、息をしはじめたので良かったのですが、食事のときは目を離せなくなりました。
一度目は、たまに喉につっかえるような食べ方をするのでお湯で半分ほどふやかして与えていました。
それが団子状になってつまってしまったのです。
2度目は、ドライフードを4,5回に分けて入れ物に入れて与えていたのですが、喉につまらせてしまったのです。
現在は、スプーンで一口ずつ入れ物に入れて食べ終わったらまた一口という風に与えています。
主治医の先生にも相談してみましたが、今の与え方が一番良いのではないかと言われました。他に何か良いアドバイスがあればお願いいたします。
OJIKIさん ( 北海道 / 女性 / 44歳 )
回答:2件
15歳のパグ
パグや、ブルドッグ、シーズ、ペキニーズなどを短頭種と呼んでいますが、もともとこの種のワンちゃんは、舌根部が分厚くて咽喉頭が狭く、その上、鼻孔が狭いのが解剖学的特長です。さらに軟口蓋が長く垂れ下がって来ると、呼吸するのさえスムースでなく、口に入れた餌を気道に吸い込んでしまいます。年老いて、筋力が衰えてきたり、痩せてきたりすると、軟口蓋がやはり垂れ下がってきます。また人の老人と同じように、咽喉頭反射が鈍くなって、むせたりしやすくなってきます。
こんな状態の、短頭種のワンちゃんの餌は、ちょっと難しいです。硬すぎても飲み込みにくくてだめ、さらさら過ぎても気道に流れてしまってだめです。程よい硬さが必要です。当院ではフードプロセッサーでペースト状にした物に水とオリゴ糖を添加して程よい硬さを作っています。またHill'sのa/d缶を使うことも多いです。
それと1回の食餌量を少なくして、食回数を多くすることも大事です。疲れてくるとやはり誤嚥してしまいます。
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Re:老犬の食事
食事が喉や食道に詰まると、空気の通り道である気管を圧迫したり塞いだりしてしまい、呼吸ができなくなるため、窒息することもあり大変危険です。また、呼吸ができず苦しくなるため、喉に詰まっている食べ物を誤って気管に吸い込んでしまい、肺炎をおこすこともあります。
上記のようなリスクが少なからずあるため、少しずつ少しずつ飲み込むのを確認しながら食べてもらう必要がありますが、
現在の状況をお聞きする限り、今行われている方法が一番ではないかと思われます。
胃にチューブを設置し、そこに食事を流し込む方法もありますが、あくまで口から食事をとること自体が難しくなってしまった場合に用いる手段であるかと思われます。
(現在のポイント:-pt)
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