対象:心の病気・カウンセリング
以前(h191219)に薬の処方について質問させていただいた者です。その節は、ありがとうございました。
昨年11月から通院を開始して3ヶ月が経ちました。
今年の初めに二人で某市立総合病院の精神科女性専門外来を受診し、諸事情を話した上で、彼女にふさわしい転院先を相談しました。その後、希望にかなうクリニックに転院することができ、彼女にとってとてもよかったようです。
かなり難しいこともありましたが、私と一緒に受診することも実現しました。
うつ病の彼女にとって病院を手配したり予約を入れることを自分で行うのは、そうとうつらいことだったようです。ですから私がかわりに手続を行い、医者と私たちの3人で診察を受けたことは、言葉にできないほどうれしかったようです。
診察は、最初に3人で受け、彼女が医者に話します。補足が必要なことのみ私が話します。その後、本人が退席し、私と医者が面談します。本人が説明できないことや普段感じていることを医者に話しアドバイスをもらっています。
症状としては、以前よりはかなり改善されているものの、買い物等がつらい、家事がつらい等がまだあります。
このような状況で、薬の効果もあると思いますが、彼女はかなりの回復を見せています。再発する前の状態よりも意欲的・積極的な部分があり、思考の変化が見られます。これは薬のせいなのか、それとも本人の思考が変わってきているのかわからないこともあります。
現在の主治医には対処療法的なアドバイスはもらっていますが、回復傾向の時に気を付ける点やよくある傾向等これからの見通しを含めた長期的なサポートをどうしていったらよいかご示唆願いたいと思います。ちなみに夏以降に結婚を考えています。よろしくお願いします。
TomTomさん ( 北海道 / 男性 / 46歳 )
回答:1件
うつ病からの回復
彼女のうつ病が回復の傾向にあるとのことで何よりですね。今後の注意としては、「直ぐ治そう」と考えず、治るのを''「ゆっくり待つ」''ことが望まれます。
うつ病になられる方々は真面目で心配性の方が少なくないため、「一日も早く治して仕事に戻らなければならない」と強迫的に考えてしまうようですが、それは焦りや不安を生じ、むしろ回復を遅らせしまうことになりかねません。毎日ゆっくりと穏やかに過ごしているうちに、''「そう言えば治っていた」''くらいが良いでしょうね。
ご家族の方々も、あれこれ世話を焼き過ぎず、''「見守る」''姿勢が望まれます。ご心配なことは多々あるでしょうが、主治医ともご相談を重ねながらまいりましょう。詳しくは、拙著コラム「うつ病からの回復」もご一読いただけると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
銀座泰明クリニック
評価・お礼
TomTomさん
いつも的確なアドバイスをありがとうございます。うつ病特有の(彼女特有の)考え方、反応があるため、時々これでいいのかな?と自分の言動に不安を感じ、支えることに不安を覚えますが、先生からの言葉で安心できます。ありがとうございました。
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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TomTomさん
気長な対応
2008/03/13 13:00早速の回答ありがとうございます。
やっぱり、気長にゆつくりがいいのですね。
相手の調子がいいと、病気のことをあまり考えずに話してしまい、気が付くと会話の中の微妙な「ことば」に反応して思考回路が止まり泣き始めてしまうことがあります。トリガーを引かないように気を付けていながら・・・。このようなことを何度か繰り返すと、思ったことを素直に言えなくなってしまう気がします。また、肉体的、精神的に疲れているときは、そんなに難しいことを言わなくても簡単に思考回路が停止してしまうようです。
ただ、本人もこれ以上深入りしたらつらくなるなどと自分でコントロールできるようにもなってきているので順調な回復傾向なのかなと思っています。そういうことを含めて見守ることが必要なのですね。いつになったら治るのかという考えではなくて、気が付いたら治っていたという感覚でしょうか?
TomTomさん (北海道/46歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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