対象:住宅設計・構造
現在、新築予定の屋根断熱についてお聞きしたいことがあります。在来工法で天井のない構造になっており標準ですと通気層+75?のグラスウールの施工方法なのですが天井がないことによる夏の暑さ対策のためよりよい方法を模索しております。グラスウールの効果にいささか心配があります。そこで調べたところ色々な商品があるようで選択しきれません。いまのところFPパネル(F&P)、遮断ルーフ(松本建工)、サニーライト・ネオマフォーム(旭化成)、AFボード・風通し銀次郎(旭ファイバーグラス)などがあることがわかりました。基本的に通気層+断熱層の構造は共通のようで通気層が2層だったり断熱層がグラスウールより効果がありそうだったり・・・。このなかではどれが信頼性がありますか?また、ほかによいものがあれば教えていただけませんか?
山田太郎の親友さん ( 愛知県 / 男性 / 33歳 )
回答:1件
屋根断熱は厚さが勝負
高断熱高気密構法の普及を推進している
NPO法人 新木造住宅技術研究協議会 会員
勇和建設(株)の齋藤です
さっそくですが
夏の暑さ対策から考えると、屋根断熱は厚くしましょう
断熱材と断熱工法により推奨厚さが異なりますが
GW(密度10kg/m3品)の場合で
充填断熱工法で200mmは欲しいところです
充填断熱工法で同程度の性能を、得るには
サニーライトなら170mm
硬質ウレタン断熱材ら120mm
ネオマフォームやAFボードなら110mmが必要です
外張り断熱工法なら
サニーライトなら135mm
硬質ウレタン断熱材ら80mm
ネオマフォームやAFボードなら66mmが必要です
(外張り断熱工法を採用すると、木部の冷熱橋が無くなるので
断熱材を薄くすることが出来ます)
工務店と相談して、安く施工できる工法を選ぶと良いともいます
どの方法を選ばれても良いと思います
通気層は、どの工法にしても必要です
通気層厚さは30mm以上が必須です
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