対象:住宅設計・構造
こんにちは。北陸で念願のマイホームを考えている30代です。
北陸は高温多湿で冬は雪も積もる地域です。ですので、外廻りの材料にとても関心があります。
デザインなどにより、屋根材はガルバリウム、外壁はサイディング無塗装に現場塗装(3×10板縦張り)で営業の方に薦められました。営業の方は昔と違い、問題ないと言われます。
私は、屋根は雪に強く、外壁はシンプルなものがいいと思ってます。旭化成のパワーボードが気になっています。。できることなら耐用年数が長く安心できるものを望みます。
?まずは地域的に問題ないでしょうか?他にお薦めの材料はありますか?
?それぞれの補修時期(メンテ頻度)やコストはどのようなものでしょうか?
?サイディングの現場塗装の塗装材料はどういう種類があるのでしょうか?なるべく耐用年数が良いものを選びたいのですが・・・
?一般的なサイディングとパワーボードではどれくらいコストに違いがでてくるのでしょうか?
以上、宜しくお願いします。
熊の胆さん ( 富山県 / 男性 / 37歳 )
回答:1件
パワーボードでも、通気層構法を
日本で最も過酷な住環境の北海道から発信します
旭化成のパワーボードは、37mmのALC(計量気泡コンクリート)板です
防火性能が高く、火災保険料が一般的サイディングに比べて、半分程度で済むのが特徴です
メーカーは自社商品の欠点を大きく広告しませ
メリットのみを大きく宣伝しています
パワーボードの弱点は、「吸水性が高い」ことです
積雪寒冷地では、凍害を受けやすいということです
窓下・換気口まわりの塗膜端部で雪解水。結露水などを吸水して
低温により凍結膨張して板材内部で破壊が起きるのが凍害です
このため、防水性能が高く、透湿性能のある塗装が求められます
窓や換気口などの「水切り」も重要です
塗り替えは10年に1度を目安にして下さい
塗り替え時には、窓廻りのコーキングも確認してください
板材の張り方は、柱に直貼りが多いと思いますが
かならず「通気層構法」で施工して下さい
外壁材の裏側に水蒸気放出のための通気層があると、外装材も柱も長持ちします
最近の北海道では、軽量気泡コンクリート板は、人気が高くありません
凍害のリスクが高いので、設計者が避けるようになったからです
私は、以下の商品を私はお勧めしています
1,厚さ16mmのセメント板系サイディング
2,板材10年保証、塗膜10年保証付きの工場塗装品
3,板材表面からほとんど釘を打たないステンレス金具止め工法
4,下地は必ず「通気層工法」
下記webサイトをご参照下さい
http://www5.mediagalaxy.co.jp/nichiha/wall/exce.html
これらの外装材では、15年程度メンテナンス不要と思われます
もっと長期に渡ってフリーメンテナンスをご希望されるなら
耐久性&経済性でいえば、樹脂サイディング
http://www.psiding.jp/
強度も考えると、少し高めですが
無機質セラミックコーティングの高機能サイディング
http://dds.inax.co.jp/gaihekisys/c_5flm.htm
http://www.kmew.co.jp/siding/hikaricera/index.html
以上が私のお薦めです
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