90歳の母のことですが、普通はケアハウスで生活しています。現在は腰椎椎間板ヘルニアで、病院に入院して治療をしています。今年4月に転倒して肘を複雑骨折し、その退院頃から認知症と思われる症状が出てきました。最初はケアハウスの職員さんから、教えていただき吃驚しました。覚悟はありましたが少しショックでした。母は幼少の頃から腕の形が変形しているため、肘の手術はとても難しかったようで、予定より長く3時間程掛かりました。全身麻酔で快復室に戻ってから、妄想や幻覚を見ているような顔で暴れて点滴を抜いたり、随分困りました。現在の認知症とその時の手術との因果関係(麻酔の覚醒等)はあるのでしょうか?母は、娘の私から見ても我儘で間違った認識を直そうと話をすると「自分が正しい」と言い張ります。先日も私に電話をして「入院中必要なモノを持ってきて」と伝えたと言うのですが、実際には電話が掛かってきていなかったりするので、納得させようと話すと感情的になって声が大きくなります。以前どなたかの話で、認知症の人に対して怒ってはいけないと聞いたことがあります。本当でしょうか?認知症を遅らせる方法はありますか?母は見た目を凄く気にします。それは下着が汚れていても他人に判らないから良い、見た目さえ繕えばといった認識です。それに時々「私は90年も長く生き過ぎた。死にたい。殺してれ!」だのと涙ながらに言って困らせます。父が無くなって10年位経過しました。穏やかに楽しく老後を送らせたいと思って居るのに、顔を見ると自分を抑えようと思っても私も苛立ってきます。認知症の遅らせ方、母への対処法など教えていただきたいです。よろしくお願いします。
kyouちゃんさん ( 富山県 / 女性 / 53歳 )
回答:1件
認知症、せん妄
お母様が転倒、骨折、入院してから、夜間に幻覚妄想、興奮されるとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
現在の状態は''認知症''に伴う''せん妄''という一過性の意識障害です。つきましては、主治医から精神科医を紹介していただき、適切な診断・治療をしていただくべきと考えます。
具体的には少量の抗精神病薬や睡眠薬を用いて、''睡眠・覚醒リズム''を作り、昼間に対人の社会的刺激を無理ない程度に与えてまいります。
認知症に限らず、精神的に不安定な方には''優しく接して''いただけるようお願い致します。穏やかな対応が穏やかな状態を惹起いたします。
認知症を遅らせる薬(''塩酸ドネペジル'')はありますが、果たしてお母様に適応になるかどうかは定かでありません。これも主治医・精神科医とご相談して下さい。宜しくお願い致します。
茅野 分(銀座泰明クリニック)
評価・お礼
kyouちゃんさん
あれから主治医と相談し、認知症の薬を処方していただきました。結果は、よく喋るようになったこと、同じことを何度も繰り返すこと、そして帰来の心配性から安心させようとするも、眠れなかったと訴えること。肉親ながら介護の難しさを痛感しています。先生から頂戴したご意見はとても有難かったです。ありがとうございます。
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
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