対象:一般歯科・歯の治療
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世田谷区在住の40代の女性です。
先日アイスを食べていたら、バキッと言う音がし、鏡を見たら上の前歯が一本前に飛び出していました。この前歯はアメリカに滞在していた4年前ぐらいに現地で差し歯にしたものです。
歯医者さんに言ったところ、グイッと差し歯を引っこ抜いて、「中の歯が割れているので、ブリッジしかありませんね。」と言われました。
左となりの歯も差し歯です。私としては、時間とお金をかけ、やっときれいになった差し歯2本を失うのはとても残念なのですが、ブリッジするしか方法はないのでしょうか?
どうぞ宜しくお願いします。
アイス怖いさん ( 東京都 / 女性 / 43歳 )
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山内 浩司
歯科医師
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前歯1歯喪失後の治療の選択肢についての回答です。
割れてしまった歯は抜歯という前提で回答させていただきます。抜歯ということは歯根もないということで、差し歯などは出来なくなります。
そこで、大きく分けて4つの選択肢が挙げられます。
1、欠損部は欠損のまま何もしない。
2、隣り合う歯や他の歯列を極力削ることなく1歯分の部分入れ歯(取り外し式)を作製し、使用する。
3、隣り合う歯を土台として削り、3ユニットのブリッジにする。
4、インプラントにて、失われた歯の部分を復元する。
前歯は噛み切るという機能以上に審美的要素の強いところですね。前歯が無いままお過ごしいただくことは好ましくないと思われますので、何かしらの欠損補綴が必要となります。
部分入れ歯は、他の歯を削らないというメリットはありますが、装着感、審美性などにデメリットがあります。
ブリッジは、審美的にも優れていますが、周りの歯を削りかつ繋げてしまうというデメリットがあります。またセラミックスやジルコニアなどの材料は健康保険の適応外です。
インプラントは、他の歯には負担をかけず、機能の回復という点では優れていますが、大なり小なりの外科処置を伴い、健康保険の適応外であるというデメリットがあります。
抜歯の前に、治療後のゴールだけではなく、その後のメンテナンスや、治療中の前歯の状態(どんな仮歯で過ごすことになるのか)等をよく理解されたうえで、ご自身の納得のいく治療の選択をされることが重要です。大切なご自身のお身体のこと、どうぞ大切になさってくださいませ。
(現在のポイント:-pt)
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