対象:リフォーム・増改築
回答:1件
局所換気用「排気ダクト」のルートについて
はじめまして
確かに天井裏ルートの省スペース化を考えれば統一したいところですが、一般の方に分かりやすい理由として3つございます。
1.それぞれの排気ファンの性能差や、使用・未使用箇所の有無で臭気が「逆流」してしまう
特にトイレの臭気がキッチンや浴室にダクトを通じて逆流したら嫌ですよね。。
2.24時間換気システム用の排気ファンか否か
未使用時に排気ファンを停止している箇所と24時間随時稼動している排気ファンのダクトルートを分けなくては1のような逆流が起きます。
3.建築基準法だけではなく消防法が絡む排気ルート
これはキッチンの排気に関してで、建物の規模・用途や防火/準防火地域の有無、地域の条例などで仕様の指定などがあり、単独にする必要が出てきます。
24時間換気システムの設置が義務付けられる以前に建てられたマンションなどにおいては、トイレと洗面脱衣室の排気ダクトを共有していたりもしますが、戸建て住宅においては局所排気1か所に対しダクトは単独で屋外へ排気することが臭気対策や異音対策において有効と言えます。
簡単ですがご参考になれば幸いです。
評価・お礼

とまとpurinnさん
2022/06/13 09:00丁寧な解説ありがとうございます。
逆流のほかにも条例がからむ場合もあるのですね。
とても勉強になりました!!
改めて調べてみたいと思います
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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