対象:心の病気・カウンセリング
19歳男
私は2週間くらい前から頭の中に殺すや死ねなどの言葉が頭に浮かんできてしまうようになりました。これは脅迫性障害の加害の症状だと思います。また彼女のことを考えるとその彼女を殺してしまうようなイメージをしてしまいます。
この症状を治すために暴露反応妨害法というものをしようと思うのですが、どのようにしたら良いかアドバイスを下さい。薬を飲めなどのアドバイスはいらないです。
マーークさん ( 神奈川県 / 男性 / 19歳 )
回答:2件
自己理解
ご相談メールありがとうございます。強迫性障害とありますが、強迫観念からくる強迫行為はありますか、彼女のことを思って物を壊したり、誰かに攻撃的になってしまう等。イメージだけで、事実ではない、しかし、確信的で修正できない、としたら妄想性障害かもしれません。
暴露反応妨害法は行動療法をべースとしていて、強迫的に行っている強迫行為を行わないようにするというものです。よくあるのは不潔恐怖、何度も手を洗わないと収まらない、手洗いの洗剤ボトルを1回で使い切ってしまうほどの強迫行為、その手洗いをしない(反応妨害)ようにすこしずつ修正をかけていくことになります。
もし、そうした強迫的行為がなければ、以下のことを考えて行ってみてください。
1.自己理解(自己受容)いつごろから、どんな時に、どんな気持ちが起こった時に起きるのか等ノートに書きだすして整理してみる。いわば、セルフカウンセリングです。きっと“わけ”があってイメージが浮かんでいるはずですから、そのわけに向き合うことだと思われます。
2.上記1のことをカウンセリングを受けてカウンセラーと一緒に振り返る
カウンセリングは自分でも気づきにくいことを一緒に心の中の交通整理です。専門家の力を借りることも良いと思います。
暴露反応妨害法についてですが、強迫観念を引き起こす状況(先のどんな時に、どんな状況の時にということです)直面させ、状況によって軽いもの(イメージ)から重いものまであると思われますので、軽めのところから(彼女のこと少し思った時)自分中の思いを確認していき、殺すや死ね、という重いところまでを段階的に整理していくと良いかもしれません。
暴露反応妨害法は、軽い刺激からスタートして、段階的に与える刺激の程度を強め、徐々に慣れていくというものです。ただ、暴露反応妨害法は行動療法ですので「行為」を対象としている方法だということです。ですので上記の自己理解とカウンセリングの方が望ましいかもしれません。
答えにならなかったかもしれませんが、ご連絡ありがとうございました。
回答専門家
- 佐藤寛朗
- (心理カウンセラー)
- ミック研究所 理事長
カウンセリングは自分探しの共同作業
カウンセリングを始めて20年以上、カウンセリングの基本的なスタンスは相手に応じて方法論は変えていますが、カウンセリングの妙は一期一会の縁と出会い、そこに不思議な意味を感じています。
ご相談に対するご提案。
マーークさま
メッセージをありがとうございます。
ご相談日よりお日にちが経っており状況が変わられていらっしゃるかもしれませんが
暴露反応妨害法が今のマーークさんにとって適したものであるかも含め、一度専門の医療機関に受診されることをおすすめいたします。
症状の程度であったり、どのくらい続いているのか等も含め専門的な立場から客観視して診てもらうのがいいかと思います。
受診以外でご自身が出来ることといたしましては、ご自身の生活でストレスになっていることや、我慢されてきたこと等、アグレッションに繋がるような出来事がなかったかを振り返り、書き出され、可視化されていかれるのも大切かと思われます。そして出来るだけリラックス出来るお時間を確保されてご自身のストレスがたまらない環境を整備されることもおすすめです。
ご参考までに宜しくお願いいたします。
回答専門家
- shino nakamura
- (心理カウンセラー)
- shino nakamura
沢山の気づきが得られる様、自身の困り事を多角的に見ていきます
子育てに悩む親のご相談、特に引きこもり・不登校の本人をはじめ家族全体のご相談が強みです。また、ACやHSP、毒親、過去の傷つき、トラウマに関するご相談、ご自身の特性や家族・対人関係含む悩みを多角的な視点から見ることを得意とします。
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