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問い合わせありがとうございます。

青色は、食欲を減退させる傾向があると言うことで、マーケティング的には食品のパッケージには使わないのが基本です。しかし、色の濃さやデザイン、組み合わせによって積極的に使っていく場合もあります。
・濃い青色は気品の高さや高級感を演出します。
青の洞窟（パスタ） http://review.rakuten.co.jp/item/1/203677_10168586/1.1/
・色の組み合わせでイメージをまろやかにした牛乳のパッケージ
青色と白を組み合わせることで白をクリーミーに感じるように意図しています（青と白を隣り合わせると白が少し黄色く見える効果）。
p.meiji.co.jp/products/dairies/milk_drink/020103/4902705079427.html
・沖縄を連想させた まるちゃん沖縄そば http://www.maruchan.co.jp/products/search/1989.html
・単に目だ立たせるために使ったケース（駅でのパンの販売）もあります。
・青いワインもあります。
Gik（国内未販売） https://gik.blue/
勝沼ブルーワイン https://sites.google.com/site/millexjapan/

■しかし、これらはよく計算されたもので、私たちが実際に設計するのは難しいと思います。

一般的には、塩味のラーメンなどのパッケージに使うことが多いと思います。
これは、海や海の旨味塩味を連想させ意図があります。
日清函館塩ラーメン https://www.nissin.com/jp/products/items/7243

下記の調査でも、青色で最も連想されるのが海です。
http://www.jcri.jp/JCRI/hiroba/COLOR/buhou/152/152-7.htm
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２番目に多いのが空です。
空を連想される方には、塩味への連想はないと思います。
もっと爽やかな味を連想されると思います。
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また、一般的にシニアになると血圧が高めになり、塩分を控えようとする傾向が強くなります。
下記の資料からも、シニア層の多くが塩分を控えめにと考えていることが分かります。
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_120919_1.pdf

さらに、シニアの中でも男性の方が濃い味が好きで血圧を気にしています。
https://www.adk.jp/wp/wp-content/uploads/2015/04/d2bdd4c03c41f00cc4f776627f540418.pdf
（実際には、シニア男性の７割弱、シニア女性の６割が高血圧なのですが・・・）

そのため、シニアの男性の方で、青から海を連想する方は、青色のパッケージから海→塩分→控えめ、と連想展開する方が多いと推定できます。シニアの男性むけに商品を作る場合には、よほど上手く設計しないかぎり、青色は避け暖色系で設計した方が現実的と思います。

※参考ですが、高齢者は白内障や瞳孔が小さくなる傾向があります。
その結果。
・色が全体的に暗く見え、特に青色や緑色が暗くなる。
・黒地の青はかなり見えなくなり、反対に、白地の濃い青色は見えやすくなる
という現象がおきます。
これが、販売に強い影響を与えていると思います。
例えば、青い洞窟の濃い青のパッケージは良いと思いますが、この点から考えると、認識率が落ち、お店で手にとってもらえる確率（WEBでは中年に人気）が減っているかもしれません。
牛乳のパッケージも、青地に白ですが、高齢者には白地に青にした方が良いかもしれません。