対象:インテリアコーディネート
小学生の男子2人の母です。
狭い戸建てのLDKの使い勝手がいまいち悪くて悩んでいます。
LDKは南向きで、北側の玄関ホールからドアを開けて入ると右手に3畳ほどのキッチン(オープンキッチンで流しの前はカウンター、奥のコンロの前だけ壁)、その奥が南北3.5m、東西4.2mほどのリビングです。キッチンからリビングに入るところ(カウンターの左手)には階段の上り口があります。南側は掃き出し窓(両側に壁が約1m)、東西に腰高窓が1つずつあります。
現在は、リビングの東(階段の登り口の奥)に3人掛けのソファ(高さ90cmほど)を壁に面して設置、向いの壁に面してテレビを置き、その間にこたつを置いています。また、カウンターに面して小さめのダイニングを置いています。ダイニングの西側の壁の端に電話台を置いています。
収納家具はテレビ台(幅1.6m、奥行き60cm、高さ60cm。引き出しや扉のついたタイプ)、電話台(幅1m、高さ1m、奥行き50cm。大きく4つに仕切られていて、扉や引き出しのついた部分もある)、3段ボックス2つ(子供のおもちゃ)です。
使い勝手が・・と思うのは、
(1)ソファとテレビが離れていて、ソファに座ってくつろぐことが少ない。
(2)ソファの奥に3段ボックスを置いておもちゃをしまっているが、おもちゃが多くてあふれている。
(3)電話台が使いにくい。
(4)狭いので、床に座るとカウンターやダイニングから圧迫感を感じる。
(5)テレビ台にこまごましたもの(文具など)を収納しているので、それをとるときにテレビを邪魔する。
といったことです。
家具の配置、または、一つ二つなら買い替えや処分なども考えられます。図面が書けないのでわかりにくくてすみませんが、すっきりと居心地の良いLDKにするためのアドバイスをお願いします。
せみママさん ( 京都府 / 女性 / 39歳 )
回答:1件
LDKの家具配置=場と座の在り方について。
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
十分にせみママさんのリビングをイメージできたか自信ありませんが、気づいたことをひとつコメントさせていただきます。文面からは現状、3.5m×4.2m=9~10畳の広さに炬燵=床座、ソファ=低い椅子座、ダイニングテーブル=椅子座と目の高さが異なる場を詰め込まれてしまっていると感じました。さらに立座たるキッチンが面し、状況をより複雑にしています。そのため使い勝手の悩み(4)でおっしゃる通り、目の高さの異なる場が近接してしまい、結果として目の低い床座の炬燵で圧迫感を感じるに至っていると思われます。
そこでリビングでの居方を見直し、今三つある場をせめて二つ、できれば一つに整理してみてはいかがでしょうか? 例えば、現在あまり使われていないソファは止めた上で、大ダイニングテーブルでの椅子座か、大炬燵または大座卓の床座のどちらかを中心に据えるなど。例え一つに整理し切れなくとも強弱をつけ、床座+リクライニングチェアなどという組合せもありえるかもしれません。場が整理されればスペースにも余裕が生まれ、収納を追加する余地も生まれましょう。
呼称がLDKだからといって、そのスペース内にリビングとダイニング、場を二つ設なければと思う必要はありません。せみママさんのご家庭なりのくつろぎ方に従い、自由にリビングの場を組み立てていただければと思います。
我々が住宅を設計する場合も、目線の高さと場の距離感は重要なポイントで、新居に対する憧れと実際の生活を見比べ、適切に捌くよう心掛けて臨んでいます。
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
評価・お礼
せみママさん
2016/04/17 16:57目線の高さが違和感につながっていることを指摘いただいて納得しました。子供が小さく、LDKにいろいろな機能を詰め込まざるを得ないため、今回はなるべく目線に気を付けて配置換えをしてみました。いずれもう少し子供が大きくなったら、場の整理をしていこうと思います。ありがとうございました。
回答専門家
- 大沼 徹
- (東京都 / 建築家)
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A