対象:ペットの医療・健康
元々拾われたコでうちに来て1ヶ月ほど経ちます。
今の体重は1.2キロです。
初めて左目に瞬膜が出てから二度受診し、眼軟膏、目薬、抗生剤どれも効果がなく、先日の血液検査で猫エイズ陽性の判定により、先天性の脳疾患から顔面麻痺が起きていると言われました。
あとは大きな病院で詳しく調べたいなら紹介状書きますと。
私は中耳炎を疑っています。その事も伝えたのですが、何も検査もせずに耳は問題ないですと言われました。ホルネル症候群の症状とも違うと。
中耳炎もMRIじゃないと分からないと言われました。
脳疾患から顔面片側だけの麻痺はあるのでしょうか?
調べてみても手足に麻痺がくる症状ばかりだったのでうちのコと似た症状を探す事が出来ずこちらに相談させて頂きました。
麻痺は最初に顔に出てそれから体に広がるのでしょうか?
普段は顔半分が動かないだけで、寝て、走り回って、食べて、また寝てという感じでとにかく元気です。
顔の表面だけが麻痺しているような感じでご飯も普通に食べるし、瞬膜の奥の目は右目と同じように動いています。ただ麻痺側の目は瞬きしづらいようで、耳も息を吹きかけても反応しません。
生後2ヶ月ほどなら血液検査も信用性にかけるはずなのに陽性が出たからって脳疾患と片付けられたような、もう見捨てられたようなとても悲しい気持ちです。
このコの顔はもう治らないと諦める方がいいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
nojoriさん ( 鹿児島県 / 女性 / 38歳 )
回答:1件
子猫の顔面麻痺について
ペット行動コンサルタントSENDAの獣医師の千田純子です。
「脳腫瘍から顔面片側だけの麻痺は起こるのでしょうか?」という質問に対して、起こりえます。脳腫瘍の場所によって手足に症状が出ずに顔面だけという場合もあります。ただ、脳腫瘍が悪性でなくても大きくなってくると、他の部位も圧迫し、四肢にも症状が現れてくる可能性はあります。
顔面麻痺が片側に表れている場合は、脳腫瘍や、顔面神経麻痺、脳血管障害などが考えられます。脳腫瘍だけでなく、交通事故などで、顔面を強打している場合なども神経麻痺を起こすことがあります。
西洋医学では、神経麻痺はなかなか対処法が見つからないかもしれませんが、鍼灸のような統合医療で、神経の麻痺などを改善できるケースもあります。私も鍼灸で椎間板ヘルニアから麻痺などに対応しています。残念ながら顔面麻痺は治療したことはありませんが。
お住まいが、鹿児島県ということですので、お近くに鍼灸や統合医療をされている獣医さんがいらっしゃるかどうかわかりませんが、探してみてはいかがでしょうか?
動物保護センターでボランティアをしているので、交通事故や行き倒れで保護された猫ちゃんが収容されていますが、体に不自由があってもそれなりに里親さんにもらわれていって、それぞれの寿命を全うしているようです。病気を持っていようが、障害があろうが、それはその子が幸せかどうかとは関係がないのではないでしょうか? その子なりの生涯が幸せであるように見守ってあげてください。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
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