対象:新築工事・施工
現在、築33年の中古住宅に住んでいます。4年目となります。
リフォームを含め1500万程度で購入しました。
3年前の東日本大震災の影響もあり一部(ダイニング)が傾いていますがすむにはもんだいがありません。
夫婦共働きで今年、第三子が生まれます。
住宅展示場に偶然遊びに行った際に、住宅の相談を受けていただき
消費税のことや、金利、ローン(現在の中古住宅の金利の高さ)などを話を聞き
妻はもう建て替えに考えが行っています。
私も子供の将来を考えれば、今後教育費も多くなってくるので今の時期に
立て替えておくのがいいのかなと思いますが、実家の親に相談すると
「今の時期ではない」「落ち着かない情勢だからもう少し待ったほうがいい」
と言われます。
自分たちで最終的には決めるとは思うのですが、「時期」がよくわからなくなってしまい、ぜひ専門家の意見をいただきたくこちらに投稿させていただきました。
消費税が上がることや、光熱費(ソーラーを付けるので)の改善などもたしかにいいことだらけではあると思うのですが非常に悩んでしまいました。
ご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
ガオガオさん ( 宮城県 / 男性 / 32歳 )
回答:4件
日比生 寛史
建築家
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建て替えのタイミング
初めまして、日比生寛史建築計画研究所の日比生と申します。
現在、いくつか同様の相談を受けております。
確かにご両親が言われる通り、現在は資材や労務費の価格が上昇しており、不安定な状態ではあります。
実際に設計を進めているプロジェクトも、見積もり金額が合わず苦心しておりますが、今後の経済状況を考えると、アベノミクス、震災復興、増税、オリンピックに伴う建設ラッシュによる労務費上昇に加えて職人不足で、今後、工事コストは確実に上昇し、低価格で安定する要素は見当たりません。
それを考えると更なるコスト上昇の前に建設を考えた方が賢明かと思います。
私であれば、少しでも早く建てることを考えます。
ご判断の参考になれば幸いです。
以上、ご縁がありましたら、よろしくお願い致します。
評価・お礼
ガオガオさん
2014/05/30 13:13ありがとうございます。
気持ちが楽になりました。
安い買い物ではないので、やはり
あとでほらみたことか、といわれて
後悔したくない気持ちもありました。
建て替えてよかったというように
決断したいとおもいます。
相談して良かったです。
本当にありがとうございました。
安井 健人
建築家
-
相手の時期ではなく、ご自身の時期で。
売り手の方々は、あの手この手で丁寧に真摯に「今ですよ。」と解かれるのでしょう。でも、ご本人の意思とは別に、会社の業績や自分の成果が表裏一体となっているものと思われます。メリットとデメリットを並べてデメリットが多ければ、「今ではない。」のでしょう。ご実家の親御さんのお話しを受けて、ご自身で具体的な項目や金額を整理されては如何でしょうか。先の事は、中々読めません。建物の状態に限ってご検討されるも如何かと思います。相手のペースではなくご自身のペースで進められる事をお勧め致します。
評価・お礼
ガオガオさん
2014/05/30 13:16ありがとうございました。
どうしても気持ちがながされたり、
定まらない中でいま物事が
進んでいるような気がします。
改めて家族で話し合い決めて行きたいと
思いました。
本当にありがとうございました。
上村 美智夫
建築家
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建替え等を検討するに際しての確認すべき大切なチェック項目
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
現在、築33年の中古住宅となりますと、完成したのが1981(昭和56年)年に当たります。この年の前後で耐震基準が大きく変わっています。前者(1981年5月着工まで)を旧耐震基準、後者(1981年6月着工から)を新耐震基準と呼ばれたりしています。その後2000(平成12年)年に大きな改正があり、それが現在の耐震基準となっています。
阪神淡路大震災では、旧耐震基準の建物に大きな被害が出たと報告されています。加えて、3年前の東日本大震災においても多少の影響があったとのことですので、今後の安心の為にも、行政等で行っている耐震診断を受けられて、中立的な第三者機関の診断で、現在の安全性をまずは確認してみることをお勧めします。何らかの耐震補強が必要となるのではないかと思われます。
行政等で行っている耐震診断には費用の面で、多少の補助が期待できるようです。その辺の事を下記のコラムで紹介していますので、宜しければ参考にしてください。
・建替えかリフォームか迷う時は、まずは公正中立な耐震診断を。(私のプロファイル内のコラム記事)
http://profile.ne.jp/pf/k-michio/c/c-137399/
さて、建替え等の時期・タイミングの件ですが、最新の技術や経済の変動、流行や時代の気分等は、その変化のサイクルが、少しずつ早くなっているのではないかと思える今日この頃ですので、今のこの状況がどこまで続くかは、誰も正確には見通せない事だと思われます。
しかし、そのように不透明で、先を見通せない状況の中にあっても、ローンだけは一定期間変わらずに存在し続けます。従いまして、「この内容のローンなら何とかできそうだ」という客観的な状況と加えて、「ここで何とかしたい」というご自身の強い願望とが、共に訪れる時が、最も大きな建替え等の時期・タイミングのひとつではないでしょうか。
そのような判断の助けに、少しはなりそうなものを以下に紹介します。判断材料のひとつとお考えください。
それは、住宅金融支援機構がフラット35のサイト(WWW.flat35.com)において無償で提供している『資金計画シミュレーション』というものです。
これは毎月の返済額等のシミュレーションが、手軽にパソコンなどでできるというものです。
入力する条件をいろいろと変えて、その違いを納得できるまでシミュレーションで確認することができます
必要項目を入力すると、
・「住宅ローンに関する試算結果」(返済明細表他)、
・「家計に関する試算結果」(収入・支出の推移、貯蓄残高の推移、キャッシュフロー表等)
を見ることができるというものです。
操作方法等の主な流れは次のようになります。
1、まずは住宅金融支援機構のフラット35サイト(WWW.flat35.com)へ
2、「ローンシミュレーション」をクリック
3、「資金計画シミュレーション」をクリック
下記でも関連した事を解説していますので、宜しければ参考にしてください。
・長期固定型住宅ローン・フラット35Sとシミュレーション(PAO建築設計ホームページ)
http://www2.gol.com/users/paoarchi/flat35_teitanso/flat35.html
以上、少しでも参考になれば幸いです。
評価・お礼
ガオガオさん
2014/05/31 19:58ありがとうございました。
たしか旧耐震基準でした。
たしかにこのまま大きな地震が、またあったら崩れてしまうのではないか心配があります。
フラット35シミュレーションをしてみます。
やはり自分の強い決断だとおもうので後悔しないような決断をしたいとおもいます。
ありがとうございました。
上村 美智夫
2014/06/01 15:47返信ありがとうございます。
少しでもお役に立てば幸いです。
更に、個別に直接聞いてみたいことがあれば、「この専門家に相談する」ボタンをクリックして、お尋ねください。
相談は無料です。
中舎 重之
建築家
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東日本大震災後の住宅について
建て替えの話はしません。現在ダイニングの床が傾斜してる事について記します。生活に問題がないとの事ですが、日常生活をしている奥様にとって過酷な状況と言えます。人間が傾斜した所に立つと無意識の内に平衡を保つべく身体が反応します。平衡感覚が斜めを感知して自ら矯正します。其の状態が永きにわたりますと、頭が痛くなったり、軽い吐き気の症状が出ます。此の症状は大学病院でも治療が出来ません。なぜなら状況と症例が少なく先生方が原因を掴めないのですから適切な治療が出来ないのです。震災後3年経過している現在、建て替えを検討するより、ダイニングの床を正常な状態に直して下さい。奥様の健康を第一にして考えてあげて下さい。
以上です。 2014.6.1 中舎重之
評価・お礼
ガオガオさん
2014/06/01 21:39ありがとうございました。
子供たちも食事をする場所で
したのでなるべく傾いていない
向きでテーブルを配置していましたが、
少ししずつ傾きは強くなってきた印象でした。
その部分の修理費用の見積もりも考え
今後検討していきたいです。
中舎 重之
2014/06/01 22:10当方は神奈川県にて、木造住宅の耐震補強の設計・監理を平成8年から仕事として来ました。補強実績は70棟になります。その中で助言したと同じケースは3件ありました。
こちらでは、非常に稀なケースですが、震災に遭われた建物が多い宮城県周辺では珍しくないのかも知れません。もし貴宅と同じケースを耳にしましたら是非アドバイスしてあげて下さい。大きな人助けになると思います。蛇足ですが、当方のホームページを検索して見て下さい。スーパーフレーム「やすらぎ」でOKです。
以上です。 2014.6.1 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
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