対象:保険設計・保険見直し
回答数: 3件
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子供が1歳になり、住宅も購入したため、保険の見直しを考えています。
いろいろ考えて、以下のような保険設計を考えました。
是非専門家の方のご意見を伺いたいので、ご相談させてください。
これでいいものか、過剰ではないか悩んでいます。注意点や改善点など、
是非伺いたいです。
<前提条件>
私:35歳、妻:35歳、子供:1歳(もう1人の子供を近く考えています)
住宅所有(団信あり)
現在の保険:妻と私の医療保険、会社で入っている終身生命保険(1300万/解約返戻金で退職金も兼ねる)、自分で入っている生命保険(積立利率変動型300万、定期掛け捨て型500万)
<変更後の保険設計>
1.私と妻の医療保険:オリックス生命 新CURE60日型 日額5000円
60歳払込 終身保障(保険料合計:約5300円)
2.私と妻のがん保険(→がん保険の代わりに積立型の生命保険+特約で対応)
:ソニー生命保険 リビングベネフィット 保障額200万
65歳払込 終身保障(保険料合計:約10500円)
※生命保険としてはあまり考えていない。がん保険の掛け捨てが嫌だった
ことと、3大疾病に対応し、解約返戻金による貯蓄性を活かして将来がん
でなくてもどうにでも使えるということを考慮して、これを考えました。
(ちなみに富士生命のがんベストで200万だと二人合計約6000円でした)
3.私の収入保障保険:富士生命 さいふにやさしい収入保障 月額15万
保険期間60歳 最低保障期間5年
(保険料:約4000円)
※プラス遺族年金で概ね毎月の生活を確保する。
4.私の生命保険:上記で書いた会社の1300万と自分の積立300万を残す。
定期掛け捨ての500万は解約する。
5.学資保険(→学資保険の代わりに低解約返戻金型終身保険を使う)
:富士生命 E-終身 保障金額460万 16年払込 終身保障
(保険料:約15000円)
※17年目の返戻率が約107%。使わなければそのまま残して結婚などにも
使えると思い、死亡保障も厚くなるので、こちらにしました。
以上の内容です。これでいくと、ほぼ貯蓄と同じ意味合いの学資保険も含めて、
毎月約4万円の保険料になります。アドバイス頂けたら幸いです。
mappy2guppyさん ( 岡山県 / 男性 / 35歳 )
回答:1件
申し分ないと思います…が
mappy2guppy 様
こんにちは。相続総合研究所の大泉稔です。
早速ですが。
ご記入いただいた保障内容を興味深く拝見しました。
私が気になったのは…「がんに関する保障」と「貯蓄性に対する意識」の2点です。
まず「がんに関する保障」から。
2.の三大疾病保険ですが。
「三大疾病保険」の保障対象となる「3大疾病」は十分、ご理解頂いているでしょうか?
急性心筋梗塞や脳卒中で「60日以上の労働制限」について、いかがでしょうか?
続いて、保障金額です。200万円で十分でしょうか?
近年、がん治療の進歩は目覚ましく、また「がん対策基本法」の制定により、
「健康保険の対象となるがん治療」も増えてきました。
ですから
(がんが発見されたタイミングと部位にもよりますが)「治療費」だけでしたら
mappy2guppy様ご加入の「三大疾病保険の保障金額」でよろしいかと存じます。
問題なのは…「がんの治療」が長期に及んだ場合です。
具体的には、「収入減少」、「住宅ローン」そして「(私独自の言葉)周辺の費用」です。
もう少し、細かく観て行きましょう。
収入減少…傷病手当金でカバーできますが、傷病手当金は会社との雇用関係が維持されていることが前提です。
住宅ローン…三大疾病団信でも無い限り、返済義務は続きます。
周辺の費用…がん闘病中にかかるお金のことです。具体的にはタクシーなどの交通費、副作用に対してかかるお金、そして家族に対する配慮です。
三大疾病はナンといっても「一時金」だけの保障です。
いざ、大病し一時金を受け取ると…闘病と共に「(受け取った一時金を)取り崩す生活」が始まることになります。
私も以前は「三大疾病保険だけで十分です」と言っておりましたが、
今は「三大疾病保険+がん保険」で提案しております。
ちなみに、私自身はがん家系ということもあり、
「三大疾病保険1000万円+がん保険」という保障です。
「貯蓄性に対する意識」は後ほど、補足欄に書きます。
(済みません、そろそろタイムオーバーです)。
補足
(遅くなりましたが…続きになります)。
がん保険は掛け捨てですが、「治療の実績(入院や通院の日数など)に応じて(定額の)給付金」を受け取れるタイプのものが多いようです。
三大疾病保険のような「診断で一時金を受け取り、取り崩していく」保障と
「治療の実績(日数など)に応じて(定額の)給付金」受け取っていく保障の両方あった方が良いと、私は思います。
話題は変わりますが…「貯蓄性に対する意識」についてです。
戻り率が100%を超えているので、いわゆる元本割れは防げそうです。
が、
インフレに対する備えは、いかがでしょうか?
「100万円」という金額が「今」も「将来」も同じ輝きを保っているとは限りません。
保険はインフレには、決して強くはないようです。
タイトルにも書きましたが。
保障内容は申し分ないように思います。
が、「将来のインフレ」という点にも注目して頂きたいと思います。
せっかく、当サイトを通してご質問頂きましたので…。
評価・お礼
mappy2guppyさん
2014/04/04 14:59ながながとした質問に丁寧にご回答いただきありがとうございました。
とても参考になりました。
実はこれらの保険、申し込み手続きを行いましたが、告知項目があり、
幾つかは入れませんでした。そのため、改めて検討中です。
ご指摘頂いた点について、補足をしておきますと、
住宅ローンは三大疾病特約が付いています。また入院保障特約もついています。
そのため、がんもしくは脳卒中、心筋梗塞で60日条件を満たすとローンがゼロ、
入院すると入院期間中のローンは免除になります。そのため、住宅ローンについては
心配をしておりません。
一番気になっているがご指摘にもあった三大疾病保険です。
正直あまり保険に入りたくないので、やめようかとも考えていますし、掛け捨ての
安いがん保険にしようかとも思っています。
貯蓄性に対するインフレ懸念はおっしゃる通りだと思いますので、利率変動型も
検討しましたが、結果妻の性分的なところから解約返戻金のある三大疾病保険になった
次第です。が、先に述べた通り、私はこれに入れませんでした。
妻は入れました。妻には住宅ローンで女性特有がんの特約(一時給付金100万)も
ついているので、このままいこうと思います。
私の分は再考しようと思っています。
回答専門家
- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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