対象:楽器レッスン
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リード選びについて
こんにちは。打楽器奏者の成澤利幸です。
木管楽器にとってリード選びは最も大事なことです。(フルートは頭部管)
そのことに気づいたあなたは大変すばらしいと思います。
リードは吹いた年月によって合うリードが変わってきますので、
以前は吹きやすかったリードが最近吹きにくくなった、合わなくなった、
というのはよくあることです。
吹奏楽指導をしている立場からお話ししたいと思います。
(1)現在、どのメーカーの何番のリードを使っているかわからないので、
バンドレンを例にあげてみます。
楽器を初めて吹く生徒には 2と1/2番から始めています。
「息がまっすぐ入って低音域から高音域まで鳴らせるようになった。」
という頃になったら3番に替えます。つまり少しだけ厚くします。
早ければ1ヶ月位でしょうか。
その時、3番を使っている上級生にお願いして上級生が使っている中で一番鳴るリードを借り、
上級生が下級生のマウスピースにセットします。
吹かせてみると、
「息が入れづらくなった。」
と、反応を示す生徒もいます。(ほとんどは鳴りやすくなったと言います)
吹きづらくなったという生徒でもいい音が出るようになった生徒が多いので、
「音は良くなったよ。」
と私が、特に上級生が言ってあげると下級生は納得して使うようになります。
その後で箱で購入させています。
番号の違うリードに変えてみるとすぐに鳴る生徒もいれば、
慣れるまで時間がかかるけれども慣れると鳴ってきます。
ポイントは本人の吹きやすさだけでなく指導者や上級生が音を聴いてあげる、
客観性を持った人に聴いてもらうということです。
(2)予算的な都合がつけば専門家のレッスンをうけ、事前に
「リード選びについてもアドバイスして下さい。」
とお願いしておくといいでしょう。
近所の学校の先生でサックスの専門教育を受けられた先生がいらっしゃればその方でもいいでしょう。
あなたの音を聴いてみてあなたに合ったリードを教えてくれたり調整方法を教えてくれます。
やみくもにいろんなメーカーのリードを買うよりも結果的には安価になるかもしれません。
以前に比べリードのメーカーもリードの種類も増えたので逆に選びづらくなっています。
がんばって「いい音。鳴る音」を目指してがんばって下さい。
補足
『はずれリードのパターン』
・音がカスカスする
・あごや歯に振動が伝わらない
→はずれです。今は使わないで保管しておいて下さい。
ですが、
・梅雨のように湿気が多い時期
・夏のように気温が高い時期
というように季節変わりに吹いてみると復活することがありますので、
保管しておいたリードを試しに時々吹いてみて下さい。
また、同じリードを長い時間使っていると寿命になって振動しなくなります。
・音が詰まる
・息がつまる
→リガチャーを閉めすぎが考えられますので、少しずつゆるめながら吹いてみて下さい。
マウスピースを噛みすぎても息が詰まっちゃいます。アンブッシュアを見直しましょう。
感覚的には
息がスルスルッっと入っていく感じ、息が楽器に吸い取られる感じ、
でしょうか。
あたりのリードに一回でも出会うとこの感覚がわかるんですがねえ。
バンドレンのトラディショナルならば3番を使っているプレイヤーが多いです。
慣れないうちにメーカーをころころ変えるのはおすすめしません。
回答専門家
- 成澤 利幸
- (長野県 / 音楽家、打楽器奏者)
- 成澤打楽器音楽教室
音楽はみんなのもの
楽器の演奏は専門家からのちょっとしたアドバイスによりスムーズに上達したり音楽の奥深さに触れることがあります。ドラムやマリンバ、いろいろな打楽器のレッスンを通して皆さんのお力になれればと思います。
(現在のポイント:-pt)
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