対象:ボーカルレッスン
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うえむらかをる
音楽家
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今の音楽シーンについて
ご質問を読ませていただいて、
こういうまともな感性の若い方がいらっしゃったことに、大変うれしく思いました。
私は1970年代から、色んな形で音楽を生業にしています。
今の「音楽」とカテゴライズされている商品は、私テキには「音楽」ではありません。
まず、音楽は人が演奏するものだと思っているので、コンピューターのループは音楽として聞けないのです。
専門的にはここでは話が長くなるので、私のブログをご覧ください。
うんちく書いています(^o^)
http://caolu-otohime.jp
http://ameblo.jp/cacaocaolu/
音楽は、太古の昔は神に捧げるものであったり、70年代には「音楽で戦争を止められる」と何十万人もの観客が集まる「ウッドストック」などというコンサートがあったり、人の心に訴えて、人を助けたり生死を分けたり、衣食住のように直接生死に関係がないように思うけど、実は心や身体にとても影響を及ぼすアイテムです。
それは「音」は見えないけど、空気の波だからです。
今の音楽業界は、ビジネスモデルとか言う、大金が派生した企画やプロジェクトを尊重し、中身はu薄っぺらくなってしまっています。
キャラクターグッズを売っているのと同じ。
「音楽」を売っているのではないと思っています。
それを、音楽を扱う会社が「音楽」と言って売るのは、詐欺に近いと思っています。
また、80年代以降、プロの卵が目指す音楽のレベルが下がってしまい(売れるものはキャラクター重視なので)それ以下のものしか市場に登場しなくなったので、誰でも「あのくらいなら私にもできる」と思い込みを産んでしまいました。
だから、若い人たちに、部活の延長のようなモチベーションしかなくなってしまったのです。
外国の音楽をちゃんと勉強しなくなったせいもあるでしょう。
たとえば、アメリカの人気テレビドラマ「グリー」や、「アメリカンアイドル」のようなオーディション番組に出て来る若者の、なんと歌唱力のすばらしいこと!!
それと比べると、今、日本の市場に溢れているものは、学芸会レベルだと思います。
もしかしたら、何処かに歌唱力が優れている逸材がいるのかもしれない。
しかし、その人たちが出て来れる環境が今の業界にはない、ようです。
キャラクター重視、売り易いものを見つける、と言う形になってしまっているからだと思います。
まだまだありますが、まずはこの辺で。m(_ _)m
評価・お礼
ナシロさん
2012/09/19 13:42ありがとうございます。アイドルオタクの方にはこういう質問すると袋だたきに会うのでプロの方に一度聞いてみたかったんですよね。
(現在のポイント:-pt)
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