対象:リフォーム・増改築
鉄筋コンクリートRC打ちっぱなしコンクリート内断熱住宅の防寒対策についてアドバイスください。
どうしてもこの時期は寒いので、いっそのこと外装の壁にタイルを張ろうかと考えています。断熱性のあるタイルを張りたいと考えているのですが、実際にタイルを張ると効果は現れるものなのでしょうか?
また予算はどれ位になるでしょうか?
補足
2012/01/11 16:40ありがとうございます。
リフォームを考えています。
打ちっぱなしコンクリート内断熱住宅で、お風呂場がタイル張りなので。冬場は冷蔵庫の様になってしまっています。まだ建てたばかりで、タイル張りからユニットバスに変更するには早すぎると思いまして、家全体を皆様が言われていますタイル張りで施工すればお風呂場の悩みも解決出来るのでは無いかと思っています。甘い考えでしょうか?
外断熱にしなかった事を後悔しているのですが、この工法で施工すれば外断熱と同じ効果が現れると考えて宜しいのでしょうか?
norifumiさん ( 栃木県 / 男性 / 32歳 )
回答:2件
森 賢一
建築プロデューサー
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リフォームされるのですか?
コンクリートの建物の断熱には、お考えのとおりの外断熱と内断熱の方法があります。
然し、コンクリートは比熱が高いので内外の方法で特徴が異なります。が、どちらの方法も
完全に建物全体を断熱材で覆うことだけは共通です。
ですから、もしリフォームであれば床の構造にもよりますが、床の外断熱は不可能です。
タイルを張ることで断熱にはなりません。タイルの下地に発泡ウレタン板などの硬い断熱材で厚みが4センチ以上のものを強力に接着張りし、タイル張り用の下地処理をした上にタイルを張れば壁の外断熱はできます。屋根も同じようにしなければ意味がありませんよ。
床はリフォームで一般的に外断熱はできませんので内断熱にしましょう。
建物を断熱化するときに忘れてならないのが窓や扉の気密化と断熱化です。
費用は建物の形状と規模がわからないと良くわかりません。お近くの建築家を探して相談されることをお勧めします。
評価・お礼
norifumiさん
2012/01/12 00:47ご丁寧に、大変貴重な意見をありがとうございます。参考にさせて頂きます。
現在、床断熱も床暖房も入ってはいないのですが、外断熱をしても床には影響が現れないものなのでしょうか?外断熱と床断熱はまったく別と考えたほうが宜しいでしょうか?
森 賢一
2012/01/12 13:26どうやら浴室のみが断熱されてないようですね。それなら、浴室のみを改修して、床・壁・
天井を完全に内断熱して、再仕上げされるほうが安上がりです。またせっかくですから脱衣所と伴に床暖房を施し、冬のヒートショックを防止しましょう。
外断熱の特徴は、躯体のストレスを大幅に減じて耐久性を伸ばすことができる反面、打放しのデザインがなされていた場合、そのデザインが一変します。また、コンクリートが熱を吸収しますので暖冷房の立ち上げ時間とエネルギーが必要です。逆に、暖冷房運転を止めても、コンクリートの輻射熱により温熱環境が持続します。
内断熱はその逆の現象が起き、どちらが優れているのかは一概に言えません。
はっきりしているのは、内断熱の方が費用が安いと言うことくらいでしょう。
山下 弘治
建築家
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コンクリートの質感とのバランスも大事ですね。
初めまして、ケイズアーキテクツの山下と申します。
今現在、外部仕上げがコンクリート打放しで内部に内断熱をされた住宅にお住まいと察します。寒さ対策として、かつ外断熱を施されたいのですね。
この悩みはよく理解できます。コンクリート打放しの質感は構造美をよく表現した仕上げと思います。が、反面断熱効率は正直良いとは言えません。
内部空間重視でより良い暖かい環境をつくるのであれば、外部の環境を直接受ける屋根、屋上、外壁などに空気層(発砲系断熱含む)を介し仕上げのタイル貼りが効果的と思います。
但し、タイル下地は断熱層とは別に下地材と構成し圧着式又はパネル下地による乾式工法を選択できますが、隣地とのクリアランスや施工の難易度を考慮して検討される事をお勧めします。コストについては工法や仕上げ材の仕様によって大きく変わりますので地元やお知り合いの工務店さんにお聞きされては如何でしょう。内断熱の仕様は残念ながら分かりませんが、内断熱の強化も視野に入れながら、打放しのテクスチャーとのコンビネーションを再度考えては如何でしょう?私見ですが・・・
評価・お礼
norifumiさん
2012/01/11 22:12ありがとうございます。
もしその方法でタイルを張りますと、外断熱RCと同じ効果が現れると思って宜しいでしょうか?
山下 弘治
2012/01/12 11:21早々の返信ありがとうございます。
外断熱の基本は躯体の外部へ断熱材を施す事ですので、考え方は同じです。
事前に分かっていれば、平滑なスタイロフォームなど型枠として、コンクリート打込み時に施工できるのでタイル貼りは容易であり一般的です。
今回は隙間ない断熱が必要と思いますので、発砲系断熱材の吹付けを行い、更に空気層を挟み硬質の下地を構成しタイル貼りを行う方法が現実的だと思います。
効果はもちろんあると思います。
(現在のポイント:-pt)
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