対象:楽器レッスン
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押野 智之
音楽講師
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気になるのでしたら・・・
調律の頻度はピアノの設置場所、使用程度、弾き方、弾く曲目などによって
違ってくると思いますが、とにかく気になるのでしたら調律を依頼した方が
良いと思いますよ。
厳密に言えばピアノの調律は、調律を終わった瞬間から変化していますので、演奏会
などは当然、直前まで調律しています。照明点灯だけでピッチは変化すると云います。
ご家庭でご使用の場合、最低1年に一度はした方が良いと思いますが、
楽器が新しい場合、音程が特に狂いやすいということがあるかもしれません。
一度、調律師にご相談いただいて、ご自分の楽器の特性を少しずつ把握すると
よいと思います。
調律師は資格制度ではないので、その技量やサービスにも相当程度の差があると思います。
コンサートチューナーから自称調律師の方まで様々です。
楽器店から紹介(派遣)された調律師なら、まず間違いはないはずですが、楽器のチュー
ニングと云うのは、突き詰めれば感性のチューニングでもあるわけですから、ご自分の納得
の行く説明や結果が得られなければ、いろいろと当ってみるのもいいかも知れませんね。
楽器が、十分に管理された環境に設置されていれば、調律の季節はあまり関係ないと思いま
すが、あまり高温多湿の季節は避けた方が良いかもしれません。しかし、そこまで気になさ
るのでしたら、年に2~3回、調律を依頼されたらいかがでしょうか?

オスカー
調律師
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ピアノが新しいと弦の抗張力が落着いていない。
ピアノは、製造工程の早い時期(響版張込み、鉄骨塗装後)に張られますが、
新しい弦は、すぐ伸びて音程が下がってしまいます。
それを防ぐ為に、メーカーでは、出荷前に自動打弦機で、
一音につき、1万回程、全音を自動的に打弦して落着かせます。
納入調律時にまだ落着いていなければ、弦を十分に鞣し(なめし)調律を行うと
比較的早く弦の緩みは止まります。
お尋ねのピアノは、すでに納品調律を行っていますので
次回調律の時には、時差調律を行う事をお勧めします。
ピアノは大変デリケートな作りになっていますので
調律師は、新人よりも、実績台数5千台以上のベテランを選んでください。
それは、最も大事なチューニングピンのトルクを痛める危険があるからです。
ピンのトルクとは、弦を巻き付けているピンの硬さで調律の保持率を得る唯一のものです。
通常調律時間は大体60分ほどですが、調律時間が長いほど丁寧ではなく、
大切なピンをこね回しトルクを壊されてる場合が多いからです。
トルクが緩くなってしまうと、せっかく調律してもすぐ下がってしまいます。
出来れば仕事の実績ある調律師さんが安心できると思います。
選び方として、著名コンサートホールでは、調律師にプロフィル提出義務があります。
名刺だけでなく、技術者プロフィルを名刺代わりに頂く事も出来ます。
ちなみに私は、名刺ではなく、すべてプロフィルを差し上げています。
又、ホール関係は調律だけでなく、精度の高い保守点検もお願いされています。
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